
阿部寛が主演を務める、4月スタートの日曜劇場『キャスター』(TBS系)。テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られていた事件の真相を追求する社会派エンターテインメントだ。永野芽郁や道枝駿佑など今をときめく人気俳優たちも出演しているが、4月13日の初回放送に登場した“ある俳優”の姿が衝撃を与えている。
8年ぶりの日曜劇場
「『キャスター』には、阿部さんがメインキャスターを務める報道番組の編成担当者という役どころで、加藤晴彦さんが出演されています。加藤さんが日曜劇場に出演するのは、2017年に放送された『小さな巨人』以来8年ぶり。久しぶりのドラマ出演ということでSNSでも話題になり、Xのトレンドにも彼の名前が入るなど大きな反響がありました」(テレビ誌ライター)
加藤が一躍有名になったのは1993年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞したことから。その後、1995年にはNHK朝の連続ドラマ『走らんか!』で主人公の親友を演じ、1996年には加藤の“代表作”ともいえる『アルペン』のCMに出演。このCMには1996年から2015年まで長らく出演していたため、加藤といえば『アルペン』を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
さらに、『あいのり』(フジテレビ系)や『どうぶつ奇想天外!』(TBS系)などのバラエティー番組にも出演し、お茶の間の人気者に。しかし2006年、『あいのり』のMC降板以降は徐々にテレビで姿を見なくなっていた。
「若すぎるだろ」
そんな彼が今回注目されたのは、“ただ久しぶりだから”というだけではなかった。
世間が注目したのは、加藤の“変わらぬビジュアル”に対してだ。現在49歳のはずだが、若いころからあまり変化のないビジュアルに
《若すぎるだろ》
《全然変わってない!映った瞬間すぐに分かったわ》
《何でこんなに変わらずいられるの?》
と、驚きの声が上がっている。

久しぶりに脚光を浴びている加藤は数年前、かつてテレビに引っ張りだこだったころについて自身で振り返っていた。
「2021年10月に『文春オンライン』に掲載されたインタビューでは、当時の多忙さを加藤さん本人が語っています。レギュラー7本、ほぼ毎クール連ドラが入っている上に、合間に映画を撮るという超過密スケジュールだったそう。ついに心身のバランスを崩してしまい、加藤さんから事務所へ《どうしても仕事をセーブさせてもらいたくて、こちらからお願いして番組を辞めさせてもらうこともありました》と明かしています」(芸能ライター)
過剰な人気で常に気が張り詰めていたころとは異なり、今は落ち着いて仕事ができているのだろう。これから50代に突入する加藤の、さらなる活躍を期待したい。