
4月20日に幕を下ろした国内女子プロゴルフ第6戦。その場に、世間をザワつかせた“あの騒動”の当事者2人が姿を現した。しかし、3月に報じられた「トリプルボギー不倫」の渦中にありながら、正式な謝罪もコメントもなく……。
理事も不適切言動
騒動の発端は、3月5日に『週刊文春 電子版』が報じた記事だった。内容は、女子プロゴルファーの選手を妻に持つ男性キャディが、若手女子プロ3人と不倫関係にあったというもので「トリプルボギー不倫」と名付けられた。
センセーショナルなネーミングも相まって、スキャンダルは瞬く間に世間の注目を集めたのだった。
日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長は、この不倫問題について「協会としては、選手の私生活には必要がない限り、関与しません」とコメント。
さらに、「今回は事情を確認し、必要に応じて事実確認調査に基づく適切な対応を検討します」との考えを示した。
「日本女子プロゴルフ協会は、理事がキャディの妻に対して放った不適切な言動で波紋を広げています。『週刊文春』の取材によると、《あなたの夫と付き合った女の子は、初優勝する》《彼はそういう変な力を持っている》と発言したといいます。これでは、協会が不倫を容認していると受け取られても仕方がありません」(スポーツ紙記者)
一方、男性と不倫関係にあったとされる女子プロ選手のうち、唯一、謝罪をおこなったのが川崎春花プロだった。
川崎は報道以降、SNSのアカウントを削除し、国内ツアー5試合を欠場。さらに、4月14日には謝罪文を公表。《報道にありました相手のご家族様、JLPGAを応援してくださっているファンの皆様、スポンサーの皆様、ゴルフ関係者の皆様、そして数多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深く反省をしております》と綴った。
「謝罪なしで出場はあり得ない」
「川崎選手は4月18日からのツアーで復帰し、17日におこなわれたプロアマ戦が今季初の出場となりました。騒動後、初めて報道陣の取材に応じ“元気です”と気丈に振る舞う一方で、騒動については涙を流しながら謝罪しました。欠場中には、スポンサー各社や支援者への謝罪も済ませていたといいます」(前出・スポーツ紙記者)
しかし、残る2人の女子プロ選手は何のコメントも発表しないまま大会への出場を終えている。川崎がしっかりと対応したことにより、いまだ謝罪をおこなっていない2人の姿勢との対比が際立つこととなった。

21日、第6戦「KKT杯バンテリンレディス」の結果を報じるニュース記事が配信されると、そこには騒動には一切触れず試合に出場し続ける選手へのコメントが殺到している。
《社会人としてどうなの》
《これだけ騒がれているのに謝罪もしないなんて、おかしい》
《謝罪なしで出場はあり得ない》
《唯一誠実に謝罪した川崎が損してる》
《ダンマリはプロ失格だろ》
ファンの間で大きな反響を呼んでおり、批判の声が向けられてしまっている。
不倫女子プロのうち、唯一誠意を示したのがもともと人気の高い川崎だけだったというのも、残り2人の謝罪ナシがより目立つ形になっている。果たして、2人はこれからも沈黙を貫くのか――。