
8月30日から31日に放送される日本テレビ系『24時間テレビ48-愛は地球を救う-』で、上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美アナが総合司会を務めることが発表された。合わせて今回の「チャリTシャツ」もお披露目されたのだが、早くも物議を醸してーー。
48回目となる『24時間テレビ』の“顔”を手がけるのは、人気漫画『名探偵コナン』の原作者である漫画家・青山剛昌氏。コナンといえば、日本テレビ系で1996年から放送されている“長寿アニメ”で、今や同局の看板番組のひとつだ。
また映画シリーズは大ヒットを連発し、2024年公開の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の興行収入は過去最高となる150億円を記録。4月18日公開の新作『名探偵コナン 隻眼の残像』も初週34億円を突破と、GW前にして大勢の観客を動員している。
海外でも人気が高い「コナン」は日本が誇る国民的漫画・アニメといえ、日本テレビにとっても頼りになる“ドル箱”というわけだ。そんなコナン作者の青山氏が手がけた「チャリTシャツ」。どんなデザインになるかと思いきやーー。
描かれたのは、主人公「江戸川コナン」をはじめとする「少年探偵団」5人が並んで歩くイラスト。漫画やアニメの一場面を切り取ったかのような、“まんまコナン”のイラストがプリントされたTシャツだった。
ジブリ宮崎監督がデザインしたのは
これまで多くの著名なイラストレーターやアーティストがデザインを手がけてきたチャリTシャツ。その多くに施されていたのは、各者によって番組テーマに沿って考案されたオリジナルデザイン。
2024年には『スタジオジブリ』宮崎吾朗監督が担当したが、特徴的なジブリタッチの犬のキャラクターがTシャツになったが、あくまでも番組のために創作されたオリジナルキャラ。既存キャラクターの「トトロ」や「ネコバス」ではない。
そんな、まるで公式コナングッズを思わせる「チャリティーTシャツ」にSNS上では、さまざまな意見が飛び交っている。

《今年の24時間のTシャツがコナンモデルとか 絶対過去1で売れる予感 妻もこれを見て絶対買う、今年は絶対に買います宣言してたもんなー》
《初めてチャリTシャツというものをほしいと思った、これどこで買えるんだろう?日本テレビ行けばいいのか?今年だけコナンプラザで売られるとかある?》
《24時間テレビにあんまり興味はないけど....コナン関係あるなら話は別だ!》
これまで24時間テレビやチャリTシャツに興味がなかった層にも刺さったようで、“コナン目当て”で購入を検討するユーザーが続出している。一方で、
視聴者も募金額も減ったからコナン
《24時間テレビついにコナン使って金集めようとしてんのかなって思っちゃった けど、多分そうよねコナンでファン釣ろうとしてるだけよね》
《24時間テレビのTシャツ、視聴者も募金額も減ったからコナン利用して増やそうって魂胆? なんかそんな気がするんだよねぇ…。》
《今年の24時間のチャリティーTシャツ コナンなのか 欲しいけど募金着服の件があるしなぁ》
近年のテレビ離れの影響もあってか、それとも番組の意義に疑問が持たれているのか、年々数字を下げているとされる『24時間テレビ』の視聴率。その反面、同局から発表された2024年の寄付金総額は、歴代4位となる「15億1095万1707円(うち一般募金は10億601万5397円)」の金額。
そして、日本海テレビの元経営戦略局長が2017年から2023年にかけて、約137万円の寄付金、469万円の会社資金を横領した疑いで起訴され、懲戒解雇されたのも2024年。この善意を踏み躙る「寄付金着服」事件が尾を引くのは当然か、コナン起用の思惑を見透かすような声も散見される。
「コナンTシャツはほしい、でも24時間テレビには貢献したくない」そんな葛藤にファンは悩まされそうだ。