『あすなろ白書』出演時の筒井道隆

 

《エンドロールまで半信半疑で「筒井……道……隆?」と思いながら見てた》

《え、別人?!  めっちゃ変わっててびっくり!  懐かしいドラマ思い出したー》

《筒井道隆さん イイ歳の取り方してるなぁ》

 北川景子主演で4月14日からスタートしたドラマ『あなたを奪ったその日から』(関西テレビ)で筒井道隆が出演。筒井は、総菜店「YUKIデリ」の社員・望月耕輔役を演じた。久しぶりに筒井を見た人も多く、平成のトレンディー俳優のいい年のとり方にSNS上では驚きの声が上がった。

デビュー作で『日本アカデミー賞』新人俳優賞

筒井道隆、当時21歳(1992年8月26日『二十歳の約束』制作発表で)

 筒井は堀越高校卒業後、芸能事務所に所属。19歳のときに映画『バタアシ金魚』(1990年)でデビューし、『日本アカデミー賞』新人俳優賞を獲った。

筒井さんは'92年、『二十歳の約束』に出演。翌'93年、『あすなろ白書』では石田ひかりさんとW主演に抜擢されました。同作は柴門ふみ原作・北川悦吏子脚本の月9青春ドラマで木村拓哉さん、鈴木杏樹さん、西島秀俊さんら豪華俳優陣がそろい、全話平均視聴率が27%、最終話は大台超えの31.9%をたたき出し、大ヒット。木村さん演じる取手治が園田なるみ(石田ひかり)をバックハグして『俺じゃダメか?』と言うシーンは後々、語り継がれる名場面になりました」(芸能ライター)

《何よりびっくりしたのは、筒井道隆が出てたことあすなろ白書ーー!掛居くーーん!!ってなったよね》

《小さい頃からドラマ大好きだった私は、続•続•最後から二番目の恋に石田ひかりさんが出てて、続けて筒井道隆さんが出てたのが「うぉー!」となりました。
あすなろ白書!!》

 SNS上では30年以上たった今でも、筒井=掛居のイメージが強いようだ。

「石田ひかりさんも出演中の『続・続・最後から二番目の恋』が『あなたを奪ったその日から』と放送開始日が同じ14日でフジテレビ系列だったこともあり、『あすなろ白書』を思い出した人も多かったのでしょう」(芸能ライター)

 筒井は『あすなろ白書』後に『君といた夏』('94年、フジテレビ系)でも主演し、脚光を浴びる。「トレンディードラマを代表する俳優の1人」と評された。

 24歳で出演した三谷幸喜脚本のドラマ『王様のレストラン』('95年、フジテレビ系)もヒット。同作で「頼りないが憎めないお人よし」という役柄もあり、コメディー路線も確立した。

露出が減った30代以降

『あなたを奪ったその日から』に出演の筒井道隆(同ドラマ公式Xより)

 30代以降はゴールデン帯の主演作は減り、トレンディードラマ全盛期に比べると、筒井を見ることも減ったが……。

『半沢直樹』('20年、TBS系)で筒井は半沢(堺雅人)と激しく対立する弁護士・乃原正太を演じ、第6話では、声を荒らげながらテーブルを蹴り飛ばすなど、これまでの“好青年”、“頼りないが憎めない”といったイメージを一新した憎らしい悪役を熱演。

《筒井道隆の悪役がハマっててびっくりした》

《ほんとに半沢直樹の時はゲスい顔してんなあ》

 と、筒井の今までのイメージとのギャップが話題に。

『あなたを奪ったその日から』ではどのような顔を見せてくれるか、楽しみだ。