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「スーツ姿を鏡で見たとき、“すごい! かなりイケてる”って思ったよ(笑い)」

 うれしそうに語るポール・ラッド(46)。これまで主にコメディー作品で活躍してきた彼が今作で挑戦したのは、スーツによって映画史上最小の1.5センチに変身するニューヒーロー『アントマン』。

「脚本にも参加しているんだけど、スーツを着て何ができるかって想像することは、すごく楽しかった。小さくなって立ち入り禁止の場所に潜入したり、家族や恋人のところに行ったりって。でも、おもしろい反面、よく考えるとコワイかもしれないとも思ったんだ。だって、知らなくてもいいことってあるから(笑い)」

 映画では、刑務所を出所したばかりで仕事も家庭も失い、愛する娘の養育費を工面するために“アントマン”となって、あるミッションを遂行する中年男性スコットを演じているポール。実際に10歳の息子と、5歳の娘の父親でもある。

「子どもたちにとっては、妻と僕が世界の中心。息子も(年齢的に)あと5年くらいは、僕をヒーローだと思ってくれるんじゃないかな(笑い)。ふたりとも映画に出演した僕をすごく誇らしく思ってくれていて、うれしくてたまらないんだ。息子の友達が“おまえの父親が出てたね”って、初めて認識してくれた作品だよ」

 大迫力のアクションに挑むヒーローの身体になるため、約1年前から肉体改造を開始。アーモンドとゆでたチキンで過ごす日々が7か月にも及んだとか。

「まだ、正式に続編が決まっていない、いまのうちにドーナツを食べておこうと思ってる(笑い)。次は日本を舞台に? ぜひ!!  1.5センチのアントマンが見る東京タワーや、ごはん茶碗の中のお米の感じを、僕も見てみたいよ」

(撮影/佐藤靖彦)

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映画『アントマン』2D/3D公開中

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ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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