今年8月に行われた気象予報士の試験に、ジャニーズJr.のメンバーふたりが合格した。合格率が4~5%という超難関資格だが、実際に取得するのはかなりハードルが高そう。しかし、ここにもうひとり、気象予報士試験に合格していたお笑い芸人がいた! せっかくなので、本人にインタビュー。

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カラテカ矢部 ●'77年生まれの38歳。スワヒリ語、モンゴル語、韓国語、コイサンマン語の4か国語を11か月でマスターした頭脳の持ち主。30歳で気象予報士の資格を取得。舞台にも多数出演している

 朝の情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)で、気象予報士の試験問題をためしに解いたことがあったんです。選択式の問題でしたが、たまたま7割くらいの点数がとれました。その結果を見たお天気キャスターの森田正光さんから“その調子なら試験に合格できる”と言われて、資格を取ることに決めたんです。

 最初は相方の入江と一緒にコンビで取ろうとしていました。だけど本屋に行って『一般気象学』という本を開いてみたら、見るからに難しそうで……。入江は速攻、断念しちゃったんです(笑い)。

 仕事があったのでスクールには通わず、独学で勉強しました。時間のあるときは1日5~6時間やりましたね。新しいことを知るのが好きなので勉強は苦じゃなかったです。

 3回目の受験で合格した後、『はなまる~』のお天気コーナーに挑戦してみました。これが本当に向いてなかった! というのも、僕は緊張すると股間を触ってしまうクセがあるんですね。初回でそれをやってしまったら、ものすごい数の苦情が殺到したんです(笑い)。

 2回目からはスタッフの指示で、右手に差し棒、左手にフリップを持つことで股間に触れないように工夫しました。だけど気づいたら差し棒で触っていて……。余計に卑猥な感じになってしまったんです(笑い)。またそれをMCの薬丸さんが“矢部クン、また触っているよ~”とか明るくいじってくるものだから、余計に慌てて触っちゃうという繰り返しでした(笑い)。

 芸人にしても気象キャスターにしても、その場の空気を読んだり、刻々と変わる天気を相手にしているわけですから、どちらも““生もの”と言えますよね。臨機応変に即断即決できるかという部分が似ているなと思います。