EXILEや三代目JSBメンバーなど、豪華キャストの共演が話題の総合エンタメプロジェクト『HiGH&LOW』。
ドラマパートの中心となる山王連合会の総長・コブラを演じる岩田剛典。同じく山王連合会のメンバーでヤマト役の鈴木伸之。2人と幼なじみだが、同じグループに所属していないノボルを演じる町田啓太の3人にインタビュー。
―演じられているキャラクターから見た、作品の見どころを教えてください。
町田「僕が演じているノボルは、ある事件をきっかけに刑務所に入って……。ドラマの後半にかけて重要なバックボーンが見えてくるんですが、まだお話しできなくて(笑い)。個々のキャラクターが際立っているだけじゃなく、背景もしっかりと描かれているので、どんな過去をもっているんだろうと想像しながら見ていただくのも楽しいかもしれません」
鈴木「『HiGH&LOW』は、出演者全員が主役。そう思いながら演じています。ヤマトは、一直線で自分の信念を貫く男。彼だけでなく、山王連合会のメンバーみんなが多くの方から愛されるキャラクターになっていったらうれしいです」
―すでに、多くの方から愛されているみなさん。今回、共演してみて感じた、それぞれの“愛されキャラ”な部分は、どんなところだと思いますか?
鈴木「岩田さんは、すごく優しいです。なんでも受け入れてくれる、愛すべき先輩(笑い)。僕が、ちょっとしたことを話しても“そうだよね、そうだよね”って、ノッてきてくれるので、話すことが楽しくなっちゃうんです」
岩田「褒めてもらえてうれしいですね。(町田は)すごく、まじめ“風(笑い)”。これまで演じてきた役柄のイメージから、スマートでまじめという印象を持っている方も多いと思うんです。でも、意外とおちゃめで、たわいのないことでも本当に楽しそうに話します」
町田「オチがないんですけど、すごく話したくなっちゃって(笑い)。いつも、聞いてもらっています」
―オチ、聞きたくなることありません?
岩田「そうですね……、多々あります(笑い)」
町田「だから? って、聞かれることはあります(笑い)。ノブ(鈴木)は、なんていうんだろう。本能のままに、思ったように行動している感じが気持ちいいです。それと、話を面白く話すことができる(笑い)」
鈴木「口ベタですから(笑い)」
町田「ぜんぜん、そんなことない(笑い)。自分が面白いって思ったことは、みんなに話をしたがるんです。その話し方が本当に楽しそうで、つい、つられて笑っちゃいます」
―和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってきます。その中で、岩田さん演じるコブラは、いつもの“キラースマイル” とは対照的な鋭い目つきの口数が少ないキャラですが。
岩田「現場で、役に引っ張られちゃうことがありますね。人を寄せつけないオーラを出しているつもりはないんですが、スタッフの方から“いつも怒ってる”って、冗談で言われることがあるので、そのときは気をつけようと思います」
町田「確かに、すごく集中されているんだろうなと思うときがある。そのときは、僕もオチのない話を自粛しようと思います(笑い)」
―ドラマでは、街を“守る”ための壮絶な戦いに挑むみなさん。実際に“守ってあげたい”と思う女性は、どんな人?
岩田「そうですね……。缶詰が開けられない(イージーオープン缶を開ける動作をしながら)人」
鈴木「ペットボトルが開けられなかったり」
岩田「そうそう。“しょうがねーな”って、やってあげたくなります(笑い)」
鈴木「高いところにあるモノを頑張って取ろうとしている女性。言いにくいのか、チラッとこっちを見ながら(鈴木の身長は185センチ)、なんとかしようとしている姿を見ると手伝ってあげたくなります」
町田「足をくじきやすかったり、コケやすい方は、大丈夫かなって思います」
岩田「それは、確かに心配(笑い)」
町田「ヒールが高い女性って、歩きにくそうだったりすることあるじゃないですか。だからです。コケた女性を助けた経験ですか? 母親とおばあちゃんくらいです(笑い)」
―コケるどころではない、臨場感あふれる迫力のアクションが今作の見どころのひとつですね。
岩田「それぞれファイトスタイルも違うし、決め技もあります」
鈴木「僕が演じるヤマトは、蹴りが中心で、一撃必殺タイプ。重い攻撃が得意」
岩田「コブラは、スピードで翻弄して、プロレス技で倒す。少しトリッキーなアクションです」
町田「ふたりは強いんですけど、ノボルはそうじゃないので……」
岩田「不思議と、1話ではめちゃくちゃ強かったよね(笑い)」
町田「なんで、あんなに強いんだろう? って思いました(笑い)。たまたま頑張っているところを、使っていただけたんですけど」
岩田「絶対にほかにない迫力があるアクションシーンは、ぜひ見てほしいです。そして、山王連合会は“絆”をテーマにしたチームなので、友情ドラマにも注目してもらえたらと思います」
撮影/廣瀬靖士