再現率がとんでもないと話題の『エンジェル・ハート』(日曜夜10時30分~日本テレビ系)のヒロインに抜擢された三吉彩花。
「すごく人気の原作マンガの実写化だったので不安はありましたが、ありがたいことに“イメージと違う”という声がとても少なくて……そこはひとつ、認めてもらえたのかなと感じられて、うれしいです」
スゴ腕スイーパー“シティーハンター”の冴羽獠(上川隆也)は婚約者&相棒の香(相武紗季)を事故で亡くす。しかし、その心臓を移植された香瑩(三吉彩花)が現れる。無慈悲な暗殺者だった彼女は獠や仲間らの愛に触れ、少しずつ変わっていく……。
連ドラでは初めてのヒロイン役。うれしさよりも“私でいいのかな?”という不安のほうが勝ったという。
「クランクインしたころは人見知りもしていたんですが、今では、今まででいちばん好きな現場かもしれない(笑い)。上川さんは本当のお父さんみたいに可愛がってくださって。何より“ドラマをみんなで作るって、こういうことなんだ!”を実感しています。自分もみんなの期待に応えたい。“自信を持ってヒロインを最後まで演じ切ろう”とやる気も出ますし、毎日、すごく刺激を受けています」
芸能界入りのきっかけは、小さいころに母親と見に行った子どものファッションショー。“あそこに自分も立ちたい!”と思ったという。その後、子役を経てアイドル、モデル、女優と活躍の幅を広げている。『メレンゲの気持ち』のMCも好評だ。
「実はお芝居を好きになるまでには時間がかかったんです。昔は感情をあらわにする演技も苦手で、人前で演じることが恥ずかしくて。でも今は、“もっとやりたい”という女優としての欲が出てきました。将来の夢? 芝居に見えない、ナチュラルな芝居ができる女優になりたいなと思っています」
派手でカッコいいアクションシーンも本作の魅力のひとつ。
「大変です!! 大変ですが、楽しいです。アクションはいつかやりたいとずっと思っていたので。トレーニングで、パンチや蹴りは何とかなったと思うんですが……私、身体がすごく硬くて(笑い)。回し蹴りはダメですね」
運動神経はいいほう?
「高校のときは“吹奏楽部にしては足速いね”って言われていました(笑い)。筋トレも好きです。吹奏楽部では? アルトサックスを吹いていました」
撮影/佐藤靖彦