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 蓮佛美沙子演じる花澤美蘭と遠藤憲一の大道寺保の28歳差のカップルと、2人の結婚を反対する美蘭の父(渡部篤郎)を中心に花澤家のドタバタ劇をテンポよく描くドラマ『お義父さんと呼ばせて』(関西テレビ・フジテレビ系、毎週火曜日夜10時~)。

遠藤「演じている保と(自分は)けっこう近いかな。仕事だけに一生懸命で、あとはなにも知らない。ぶきっちょな感じが」

蓮佛「年上の魅力がわかるところや、心を許した人には言いたいことをバンバン伝えるところが美蘭に似ていると思います。これまで演じた役の中で、いちばん自分に近いかもしれない」

 遠藤が「保というキャラだからこそ言えた」と語る、初めて口にした“愛している”という言葉。

遠藤「いままで、こうストレートに言ったことはないよね。でも、態度でわかったりするじゃない。ずっと一緒にいたいとかって。結婚前に女房と付き合っていたときは、彼女のほうが忙しくて会えないって言われると、“え~っ!”って。そういうのあるよね?」

蓮佛「う~ん。その状況になってみないとわからないかもしれませんけど、私は平気かも(笑い)」

遠藤「そこが、いいところだよね。オレと蓮佛ちゃんなら、オレのほうが女性的かもしれない。蓮佛ちゃん、さっぱりしていて男っぽいところがあるから。だから、芝居をするうえで組み合わせ的にすごくいいんだよね。打てば響くし」

蓮佛「うれしいです。失礼かもしれませんが、エンケンさん、私にはないカワイイ雰囲気をお持ちじゃないですか。お芝居をしていると、パズルのピースがピタッと合うみたいな感覚があります」

 息ピッタリのふたり。気になるのは、今後の行方。

遠藤「2人の、お父さんを含めた3人の関係はもちろん、家族それぞれが問題を抱えていることもわかって、どんどん面白くなる」

蓮佛「まだ、私たちも結末がわからないんです……。家族に干渉されて、美蘭はイラッとしたり、悲しくなったりもしますが、個人的に年上好きな私にとって、今回の作品は幸せです!」

遠藤「“スタートから、カット!” までは正々堂々と恋愛ができる。幸せなところだね(笑い)」

撮影/佐藤靖彦