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 演技力の高さから、近ごろ“悪役”や“クセのある人物”を演じることが多い忍成修吾。

「最近は台本をもらったときに、自分でも“悪役だろうな”って思います(笑い)。だけど今回は登場人物の中でいちばんクセがなくてまじめな役。稽古次第で変わる可能性もありますけど(笑い)」

 実際はそんなイメージとはまるで違い、人懐っこい笑顔を見せる。

「普段は冗談も言うし、お笑い動画を見たりもしますよ。芸人さんは博多華丸・大吉さんや東京03さんが好きですね」

 名前が挙がった東京03のメンバーとは、このたび舞台『GURU(グル)になります。~平浅子と源麗華の一週間~』で共演する。彼らの印象を聞いてみた。

「東京03の方たちは声の出し方やテンポの取り方がさすがですね。主演の黒木瞳さんもまだ稽古2日目なのに、全体の演出についても話していて。僕はまだ自分の動きで精いっぱいなので、すごいと思います」

 今作では、バツイチ主婦・浅子(黒木瞳)を親身になって支える青年役。ズバリ、年上のお姉さんは好きですか?

「恋愛で年齢を気にしたことはあまりないですね。好きなタイプもその時々で違います」

 どんな質問を振っても、飾らずに自然体で返す。こういった素直な人柄が気に入られ、2007年に出演した番組で知り合ったフランス人一家とは、いまだに交流を重ねている。

「彼らはこれまで3回来日していて、そのつど一緒に観光しています。僕らとは違った視点の日本を発見できて面白いですね。いろいろと説明を求められるので、文化遺産の歴史を調べるようにもなりました」

 ここ数年は“ご朱印集め”もしているそう。古風な趣味ばかりかと思いきや、最近は意外なものにハマっている。

「暇があればトランポリンしています。都内の施設に友達とよく行くんです。飛びながら回転もできますよ! ただ、この間はハシャギすぎて両足がつりました(笑い)」

 普段“悪役”を演じているとは思えない健全な私生活。今後の目標を教えてもらった。

「“決めたことをやりぬく”ですかね。家事とか後回しにしちゃうので、言い訳しないでやりたい! 仕事上では悪役だけでなく(笑い)、幅広くいろんな役をやっていきたいな」

撮影/廣瀬靖士