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 第2弾ソロアルバム『The future with U』を通して「“これからも、一緒に”、そんな思いが伝わったら」と、語ったソンモ。韓国男性の義務を果たすため、しばらく音楽活動では会えない彼にインタビューした。

「昨日は何していたかな……? あっ、撮影でした」

 連日続くスケジュールの疲れも見せずに答えてくれたソンモ。窓から曇り空が見える静かな部屋に、彼の声が優しくしみわたっていく。

 昨年8月のソロデビューミニアルバム『Tiramisu love』 に続く、2枚目のミニアルバム『The future with U』 を発表した。

「今回“これからも、一緒に未来を作っていこう”という、いまの気持ちを表現するアルバムタイトルにしました。そこには、“僕の未来をみなさんに託します”という意味も含まれていて、僕とファンのみなさんとの関係や、状況を現したタイトルにしたんです」

 彼の甘い声がハマるバラードからダンス曲まで収録されている6曲のうち、4曲の作詞を担当。いちばん苦労したのは『Wake up』 だそう。

「日本語での歌詞に初めて挑戦しました。先に曲をもらっていたので、メロディーに合わせ、決まった文字数で書いていく作業が大変で。辞書を引きながら、これだと文字数が多いから、ほかの言葉で表現できないかなとかって考えながら。

 “染まってしまう”とか“棘”っていう単語は、今回のことで知った言葉です。ラップパートは、わざと韓国語にしました。そのほうが、注目してもらえるし、気持ちが伝わるかなと思って」

 レコーディングで思わず泣いてしまったと告白してくれたのが『Hello』。

「いままで泣いたことなんて、1度もなかったんです。でも、歌いながら“(みなさんと会えなくなるなら) 行きたくないな”って、ちょっとやるせない気持ちになって。

 この曲は、“いまのソンモの気持ちを表現してほしい”って言われて作ったもの。サビの“夜空に輝く数多くの星”は、ミルキーウェイ(超新星のファン)のこと。

 “輝く君の涙が少しでも休まるように”っていうところは、最近、イベントをすると“しばらく会えない”って泣いちゃうファンの方が多かったので、その方たちへ。“深い夜が明けたらI say hello”の深い夜は2年(兵役)を意味していて、2年を過ぎたら、また会えるよっていう意味になっています」

 この1曲の作業過程からも、今作にかなりの情熱を注ぎ込んだことが伝わってくる。『With U』は、「春っぽいメロディーだから、しばらくたって春を迎えたときに、この曲をまた聴きたいなって思い出してほしくて作ったんです」と続ける。

 カフェで作詞をしたこれまでの曲と違い、駐車場に止めた車の中で、大音量で曲を流しながら作ったのが『君と歩く道』。

「超新星としてデビューしてから6年の間、みなさんと一緒に歩いてきた道のりを思い出しながら書いた歌詞。僕は悲しいと感じてしまうけど、この曲を聴いてくださるみなさんには、この6年を振り返るだけじゃなくて、これからの未来に続く道も描いてほしいです」

 ファーストアルバムの取材で話を聞いたとき、先に入隊している仲よしの兄貴分・ジェジュン(JYJ)には、まだアルバムを渡していないと言っていたけど、今作は?

「実は、まだ前作の『Tiramisu love』も聴いてもらってないんです。でも、『Tiramisu love』をリリースしたときは、電話で“おめでとう”ってメッセージをくれたんですよ。急に連絡が来て、僕もビックリしました!」

撮影/廣瀬靖士