arashi1
 4月17日に発売された本『嵐、ブレイク前夜』(主婦と生活社)。発売前からAmazonのベストセラー本ランキングで1位を獲得するなど、大きな話題となっている。

「ネットニュースでは“暴露本”と煽る向きも見られましたが、実はかなりマジメな内容だという印象です。変にスキャンダラスな描写もないし、ファンが本当に知りたかった5人の姿がそこにあると感じますよ」(スポーツ紙記者)

 そんな同書で、櫻井翔の慶応への強いこだわりがわかるエピソードが紹介されている。

《俺は嵐でいることよりも、慶應生でいることのほうが誇りだ》(『嵐、ブレイク前夜』より。以下《 》内は同書より引用)

 ‘99 年のデビュー当時、慶應義塾高校の3年生でもあった櫻井翔。幼稚舎から大学までの16年間を過ごすことになる“慶應”への思い入れは並大抵ではないようだ。

 しかし、その学生生活は意外と庶民的。友達とよく立ち寄っていた店も大手立ち食いそばチェーンの『富士そば』。

《その結果、櫻井の意見が通って、周囲も付き合わされることに。本人は数百円のきつねそばやわかめそばを、けっこうおいしそうに食べて満足していた》

 仕事と学業の両立は大変だったようだ。ページ数の関係で同書からはカットされたが、こんな苦労話も。

「親からは“絶対に留年するな”とキツく言われていたうえ、彼の通っていた経済学部はなかなか厳しかった。毎年コンスタントに単位を取らないといけないので、テスト期間中はドラマの撮影スケジュールを調整してもらったりしながら、現場にもノートやプリントを持ってきて、ちゃんと勉強していました」(元側近スタッフ)

 そのかいあって無事、4年で卒業。しかも、それなりに遊んでもいた。

「渋谷には、学校帰りの電車で乗り換えをせずに行けますから、よく遊んでいたみたいですよ。当時は“ギャルサー”とか“トランス”とか、若者のカルチャーの中心は渋谷でしたからね」(前出・元側近スタッフ)

 渋谷といえば、Jr.の番組が収録されるNHKもある。

「高校時代から、友達と一緒によく学ランで渋谷にいたようです。松本クンや生田斗真クンとも、収録終わりにセンター街にあるゲームセンターでよく遊んでいました」(前出・元側近スタッフ)

 また渋谷にはもうひとつ、櫻井にとってお気に入りの場所が。それがCDショップの『HMV』だ。

「ハタチ前後のころは休みさえあれば、学校の同級生と一緒に入り浸っていましたね。1階から順に最上階まで、何時間も視聴し続けるんです。そして、買ったCDを実家の部屋の壁に積んで、それを眺めるのが至福のときだったと。積み上がった高さを見て“オレは音楽をよく聴いてるな”“アーティストっぽいな”と気分をよくしていたわけです」(別の元側近スタッフ)

 同書には、渋谷でのクラブイベントやパーティーにも足繁く通ったことが綴られている。