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 10月のある休日、芸能人の子どもたちが数多く通う都内の幼稚園で運動会が行われた。園庭は狭いので、徒歩5分ほどの場所にある小学校の校庭が会場に。

 朝8時半ごろ、秋雨の降る中を瀬戸朝香が小走りで会場に向かっていた。スリムなジーンズにストライプのシャツというさわやかなスタイル。15分後に、夫・V6の井ノ原快彦が長男を連れて登場した。

「息子さんを真ん中にして、おばあさまと一緒に両側から手をつないでいました。ウインドブレーカーにナイロンのパンツ、スニーカーというスポーティーな格好でしたね」(近所の住人)

 続いてやって来たのは木村カエラ。

「カエラさんは金髪だし、鮮やかなピンク色の傘をさしていましたからすごく目立っていましたね」(前出・近所の住人)

 この幼稚園は80年以上の歴史を持つ老舗の名門。セレブや芸能人の子どもたちも多く、超人気。かつては、相川七瀬、ポルノグラフィティの新藤晴一・長谷川京子夫妻、名倉潤・渡辺満里奈夫妻の姿もあった。

 先日行われた入園説明会には、魔裟斗・矢沢心夫妻やギャル曽根が参加していた。でも、なぜこの幼稚園に芸能人が集まるのだろう。

「少人数制で、給食とお弁当の日が交互にあり、希望者には延長保育もあります」(保護者のひとり)

 仕事が不規則な芸能人にとってはありがたい運営方針。茶道、幼児体育、ネイティブスピーカーの先生による英語の指導もあり、教育熱心な親から高く評価されている。が、そのぶん費用は高い。

「公立幼稚園の年間費用は平均23万円と言われています。私立の幼稚園は、平均でその2倍ぐらいは必要ですね。A幼稚園は保育料が月額3万8000円で、設備費や教材費などを合わせると年間約60万円かかります。公立の幼稚園の3倍近くになり、セレブ幼稚園と言われているわけです」(幼稚園関係者)

 でもセレブ幼稚園という理由だけで芸能人が集っているわけではなさそうだ。教育方針には《家庭的な温かい雰囲気の中で集団生活の能力を育む》とあるが、自らそれを示す芸能人ママがいた。

 12時過ぎに運動会が終了すると、親子が連れ立って続々と外に出てきた。イノッチやカエラの姿もある。でも、なぜか瀬戸朝香がなかなか現れない。

「瀬戸さんはママ友たちと一緒に後片づけをしていたんです。その後は運動会で使用した荷物をスーパーのかごに入れて抱え、幼稚園まで運んでいきました。まったく気取るところがなく、いつも率先してお手伝いされていますよ」(前出・保護者のひとり)