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 テレビ朝日系『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』と、TBS系『学校へ行こう!』。11月3日の夜7時から約3時間にわたり、それぞれが放送した特番だ。

「中居さん司会の『号外スクープ』は、去年から不定期特番としてスタート。今回はW杯で躍進した五郎丸歩選手を擁するラグビー日本代表、フィギュアスケートの羽生結弦選手、プロ野球選手の妻、そして自身が公認サポートキャプテンを務める世界野球『プレミア12』情報など、数字が見込めそうな話題を詰め込みました」(テレビ誌記者)

 選手らをイジりながらテンポよく現場を盛り上げる、名司会者・中居の手腕が光る内容だった。

 一方の『V6』デビュー20周年を記念して、7年ぶりに復活した『学校へ行こう!2015』。'97年から始まり、リニューアルを経て'08年までシリーズ放送された彼らの出世作でもある。

「『未成年の主張』や『B-RAPハイスクール』など、一般人の出演者、いわゆる個性の強い“素人”を引き立たせた番組でした。放送では懐かしいVTRを振り返るとともに、メンバーも身体を張った企画に挑戦。みのもんたさんが2年ぶりにTBSに出演したことも話題になりました」(前出・テレビ誌記者)

 みのがメーン司会とはいうものの、すっかり司会業が板についた井ノ原快彦をはじめとするV6の進行ぶりは、こちらも見事なものだった。

 しかし、番組改編期でもない祝日に放送された両特番には、内容とは別の注目が集まっていた。ひとつはジャニーズ同士の番組が、まったく同じ時間に放送されたことだ。

「同じ事務所に所属するタレント、しかもメーンを張るタレント同士の出演番組はかぶらないようにすることが常。ところがここ数年、とくにSMAPの女性マネジャーと、嵐やV6などを担当するジャニーズ事務所副社長との“派閥”タレント同士が裏番組でかぶることが多々あるんです」(芸能プロ関係者)

 ジャニーズの“内紛”についてはここ数年来、ささやかれていることでもある。そしてもうひとつ、今回の“対決”には、NHK紅白司会者争いの大きな因縁が。

「中居のSMAPと、『あさイチ』司会を務めるイノッチは、白組司会の最有力候補とも言われました。例年ならば10月中旬には発表される司会者です。特番が放送された3日に紅組に綾瀬はるか、白組にイノッチ、総合司会に有働由美子アナが内定との一部報道もありましたが、今なお正式発表はない。特番という“前哨戦”の結果待ち、ということはないとは思いますが(笑い)」(テレビ局関係者)

 その結果はというと、『号外スクープ』は視聴率11.1%、『学校へ行こう!』は17.8%と、単に数字だけなら井ノ原が制したことに。

「内定報道が事実なら、紅白関係者はひと安心というところ。でも、昨年に歌手として初出場したばかりで、紅白初司会に挑戦するイノッチ。そして、2度目の綾瀬はるかですか……。彼女は前回の司会ぶりが酷評されただけに、有働さんがいるとはいえ、白組にはアドリブに強く機転のきくベテランのほうがよいのかも」(テレビ局関係者)