1月13日に、スポーツ紙が報じたことから騒動に発展したSMAPの解散問題。多くのマスコミはジャニーズ事務所に残ることを表明した木村拓哉を英雄扱いし、中居をはじめとする4人と彼らを育てたIマネジャーは、クーデターを企てた戦犯のような扱いが続いていた。
だが、『週刊女性』は先週号でSMAPメンバーとIマネは、ジャニーズ事務所から“クビ宣言”されていたことを報じた。つまり、クーデターなどではなく、退社後の身の振り方を探っていたことが、独立を画策しているとされたのだ。
「昨年9月に紅白の司会をIマネがSMAPにしようとNHKに働きかけたことが、ジャニーズ事務所の逆鱗に触れた。特に、ジャニー喜多川社長の姉で、事務所の副社長であるメリーさんは烈火のごとく怒ったそうです。
それで、“SMAPとIマネは事務所を出て行け!”と。秋口には5人そろって出るはずだったのですが、12月になって木村だけ“戻る”と言い出し、4人は進退きわまってしまったのです」(レコード会社関係者)
そこに大手芸能プロ社長であり、芸能界の重鎮であるA氏が仲介に入り、木村以外の4人のメンバーが事務所に戻れるようメリー氏に働きかけた。その条件が、メリー氏と木村への謝罪だという。
「木村以外のメンバーとしては、クビを言われただけなのに、知らない間に世間ではクーデターを企てた謀反人のように扱われてしまった。そのうえ“謝罪しろ”でしょ。そう、簡単に受け入れられることではなかった。
でも、A社長やほかの親交のある芸能人から、とにかく事務所に頭を下げて戻れるようにしてもらうよう、説得されたんです。それで、謝罪放送の前日である17日夜に、メリーさんとジャニーさんに4人は謝罪したそうです」(芸能プロ関係者)
事務所追放の被害者から一転、加害者の汚名を着せられた4人。下げたくない頭を下げたものの、彼らにはさらなる屈辱が待っていた。
「翌日の『SMAP×SMAP』にて生放送で謝罪しろということになった。当然、4人にとっては寝耳に水だった。だが、すでに事務所に謝罪しており、ここで抗うことはできなかったのでしょう」(前出・芸能プロ関係者)
放送当日、フジテレビにやって来たSMAPメンバーに、誰ひとり笑顔はなかった。しかも、楽屋は木村とそれ以外のメンバーに分かれていた。
「セリフは番組の構成作家が考え、ジャニーズ事務所のチェックが入った。ファンというより、事務所と木村さんへの謝罪だった。だから、木村さんは終始、ドヤ顔でしたし、それを言わされた中居さんは、終わったあとも怒りに震えていましたよ。これを放送させたのは、ジャニーズ事務所に所属しているタレント全員への“示し”でしょうね。“独立を企てるとこうなる”と」(フジテレビ関係者)