テツandトモ
 タレントが学園祭やお祭り、企業イベントや地方のショッピングモールなどにゲスト出演する“営業”。テレビのギャラよりも割高とあり、芸人たちにとってはオイシイ仕事の1つだといわれている。

「事務所によって違いますが吉本興業の場合、基本的に2~3組ずつでしか営業をさせないみたいですね。テレビによく出るとか、知名度や芸人の組み合わせによってギャラは変わりますが、今だとパンサーを呼ぶなら100万円程度じゃないでしょうか」(お笑い関係者)

 旬な芸人ほど金額はアップ。1回の営業で荒稼ぎするイメージだけど……。

「吉本は若手扱いだと、本人たちの取り分はピンでもトリオでも1万円って聞きます(笑い)。芸歴や知名度によって本人たちに入るギャラは3万円、5万円、10万円とアップしていくと聞きました」(前出のお笑い関係者)

 吉本以外の事務所の事情は?

「ニチエンプロダクション所属のテツandトモは営業ギャラが50万円程度ですが、本人たちの取り分が6割程度の上、年間100~200回ほどの営業が入るので営業だけで数千万円の収入があるみたいですね。本人たちは“テレビに出ている時間がない”と嬉しい悲鳴をあげています」(放送作家)

 前出のお笑い関係者によると、吉本以外の芸人の取り分は「5:5」か「本人6:事務所4」が多いという。特に芸人の取り分が多いのがプロダクション人力舎。

「人力舎の取り分は芸人が7割。人力舎はよくいえば放任主義。あまりマネージャーが売り込み活動をしないそうなんです。そのため所属するおぎやはぎが“たいしたマネージメントもしていないくせに”と直談判したところ、芸人の取り分が7割までアップしたそうです。若手芸人たちはおぎやはぎにかなり感謝していますよ」(放送作家)