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 ドラマ『昼顔』ブーム後、騒がれ続ける“不倫妻”の存在。不倫妻66人が修羅場と失敗を告白した本『妻たちのお菓子な恋』(主婦と生活社)が発売されるなど、“おやつ型不倫”が増加傾向にあるという。

 不倫も含む男女の性愛事情に詳しいノンフィクション作家の亀山早苗さんは、不倫する女性が増えていることをこう分析する。

「不倫を楽しむ妻たちの多くは生活のパートナーとして、夫に不満を持っていません。でも、人生を謳歌するために別の恋人を求めるんです」

 立場が妻や母になっても、結婚と恋愛は別。そう割り切る昼顔妻たちにとって、『夫は主食で、彼はおやつ』。家庭を壊すつもりなんてないけど、恋もやめられないのだ。

「主食だけではどこか寂しくむなしい毎日だけど、おいしいおやつの時間があれば、生きる張り合いを持てる。そう考える女性は今、少なくないように思います」(亀山さん)

 不倫ドラマの影響で増えたと騒がれる『昼顔妻』の存在。亀山さんはブームの陰に別の要因があると指摘する。

「妻の不倫は40代、50代を中心に増えています。ちょうど青春期にバブルを経験した世代にあたり、世の中が浮かれた時期も、突然の崩壊も経験ずみ。どこか“怖いものなし” という自信が垣間見えます。リスクの高い恋をためらわず、人生を謳歌しようとする女性が多くなっている要因かもしれません」

 さらに、20代、30代の若き妻たちの不倫現場も目の当たりにしてきた『GK探偵事務所』の高橋はるかさんはこう語る。

「“働く女性”が珍しい時代ではなくなって、不倫も増えたように思います。職場内不倫、パート先の不倫が圧倒的に多いんです。保育園に子どもを預ける若いご夫婦は協力して子育てをします。妻が“会社の飲み会”と称して旦那にひと晩子どもの面倒を頼むことも容易。アリバイが作りやすくなった」

 しかし、妻の不倫は意外なところにボロが出るそうだ。

「携帯にはロックをかけるのに、手帳のデート日にハートマークを書き、〈今日はエッチした♪〉と日記のように綴る人もいました。旦那がまさか手帳を見るとは思ってないんでしょうけど」(高橋さん)