婚活女子のなかには、華道や書道、ワインやアロマテラピーなどの教室に通って、“内面の美しい女性”になろうとしている人も多いでしょう。
「教養系の自分磨きを婚活対策として考えているのであれば、残念ながら効果はありません。その時間とお金をレーザー脱毛に使って、全身ムダ毛のないツルツル肌にしたほうが、性的メリットを満たしますから、男には何倍も魅力的に映ります」と言い切るのは、男の本音を読む婚活術“ちんころじ~”を提唱している、ライターの仁科友里さん。
仁科さんいわく、自分磨きが好きな人は、極端に自分に自信がない(ので、特殊能力をもたなければ、愛されないと思っている)か、頑張れば頑張ったぶんだけ報われてきたという平等社会の勝ち組のどちらかとのこと。
自分に自信がない人は、「若さに負けない実力を身につけたい」と考え、勝ち組は「こんなことも知ってるあたしってすごい!」と知識欲を高めていくのです。
■男が“知的”とほめそやす壇蜜のヒミツ
しかし、男と女では“知的”のとらえ方がまったく違う、と仁科さんは力説します。
「女性にとって“知的な女性”とは、学歴が高いとか、難関試験に受かっているとか、知識量が多い人を指します。たとえば、東大卒女優の菊川怜は文句なしに“知的”枠です。でも、男性芸能人が菊川怜を『東大なんてすごい』とほめることはあっても、“知的”と表現するのを私は見たことがありません」
では、男性が思う“知的な女性”って誰なんでしょうか?
「壇蜜です。最近ではテレビのコメンテーターを務めるなど、文化人路線に転向しています。壇蜜のコメントは変なウケを狙わず、小難しい知識も混ぜてこないけれど、独特のユーモアがある。そして特定の誰かを責めないし、ほかの出演者の誰ともコメントがかぶらない。壇蜜は、それだけ相手の話を聞いているということなんですね。これが男性のいう“知的”です」
つまり、壇蜜はセクシーさで“男の性的メリット”を存分に満たしているからこそ、そのギャップでよりクレバーさが引き立つということ。
「男性に“知的”と言われたければ、“性的メリット”を磨くこと。端的に言えば、やや多めに肌を出すことがいちばんの近道といえるでしょう」
婚活対策をするときは、「それって本当に男にメリットがあるのか?」を考えるのが大切なのです。女性が陥りがちな思い込みと、本当に効く婚活テクニックは、7月31日発売になった仁科さんの著書『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)にまとめられています。
(イラスト/菜々子)
<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿中。自身のブログ、Twitterで、男性の本音を読む行動学“ちんころじ~”を提唱し、恋愛・婚活に悩む女性たちの相談に答えている。
ブログ「もさ子の女たるもの」
http://ameblo.jp/nishinay-127/
Twitterアカウント @_nishinayuri