夏休みに海外旅行へ出かけると、慣れ親しんだ土地とは全然違う食文化やサービス、ルールに驚いたり、日本で外国人旅行客のとんでもない振る舞いにイラッとしたりしたことはあるだろう。
そこで日本人が驚く、世界のびっくり常識を教えてもらった。
【英語圏ほか】靴の贈り物は浮気OKのサイン!?
結婚祝いにハンカチや櫛、新築祝いにライター、お見舞いにシクラメンなど、日本にもタブーとされる贈り物はあるが、英語圏でのタブーとは。
「英語圏の国では恋人や夫婦間で靴を贈ることはタブーです。浮気相手のもとに靴をはいて走り去るからだと言われています」(日本語教師・海野凪子さん)
台湾にも同じ迷信があるようで、こんな珍事件も。
「台湾人男性が、ベトナム人の彼女に約5000円の靴をおねだりされて“それはダメ”と断ると、彼女が大声で激怒。耐え切れなくなった男性が店を出て車に乗り込んだところ、彼女がボンネットを蹴飛ばし、近くのバイクを倒して通行を妨害するなど派手な騒動になりました」(台湾人女性)
【タイ】女性は僧侶に触れてはダメ
タイの人々の多くは敬虔な仏教徒。日常生活のなかに、宗教の教えが根づいていて、例えば、寺院を観光するときは男女ともにノースリーブやショートパンツ、破れたジーンズなど露出の多い服装はNG。街中であっても、僧侶を見かけることが珍しくない。
「タイを訪れるときに覚えておきたいことのひとつが“女性は僧侶に触れてはいけない”ということです。仮に女性が触れてしまうと、それまで積んできた修行がすべて台無しになってしまうそうなのです。服が触れるのもNGなので、街中ですれ違うときなど注意しましょう」(トラベルライター・窪咲子さん)
タイでは、僧侶はたくさんの戒律を守って修行をしていることから、敬われる存在。電車やバスで、僧侶に席を譲ることも多いとか。