「7月下旬にうちの店に中野さんおひとりで来店されたんですよ。そしたら“このお店を貸し切りたい”と言い出したんです。相当な金額になる旨を伝えると“大丈夫、お金ならたくさんあるから”と自信を持って言っていました。“お世話になっている人や後輩たちに楽しんでもらいたい”とも話していましたね。それから連絡はないですが、優しい方だなと思いました」(近所にあるスナックの店員)
橋本の実家は兵庫県・城崎温泉近くで、『民宿はし本』を営んでいる。そこで、橋本について実の父親に電話で話を聞いてみると、
「特別に何かできた子でもなかったですし、目立っているタイプではなかったです。ただ昔から性格は明るかったですよ。大学時代からテレビ制作に携わっていたと聞いていたので芸人になると聞いたときも特別驚きはなかったです。本人が好きでやっていますから、みなさんに笑っていただけて感謝していますし、うれしいです。僕自身、子どもには好きなことを好きなようにすればいいと思っています。男だったらほったらかしにしますけど、女の子は野宿するわけにもいかないですから、家賃が払えない場合は助けることもありました。でも、すごい金額の小遣いをあげることはなかったですよ」
最近の活躍ぶりについて聞いてみると、こんな感想が。
「ネットでは“一発屋芸人”って書かれることもありますけど、それも人生ですしね。あと、ああいう仕事は一発も当てられない人のほうが99%と聞きますから“一発場外ホームラン”を打てただけでもたいしたもんだと思います。うちの娘はネタをいっさい作っていないようですから、いまの活躍は相方の中野さんの才能でしょう。僕がとやかく言うことはありません」