ふたりの意思は固まっていて、後はタイミングの問題だけだったのだ。お互いにバツイチということで慎重になっていたが、娘のことを考えて結婚に踏み切った。祝福の声が集まる中でも、いちばん喜んでいるのはもちろん母の有里だろう。入籍発表の当日、買い物中の彼女を直撃した。
─―祐実さんのご結婚、おめでとうございます!
「ありがとうございます!」
満面の笑みで応じてくれる。桑島氏とは、3週間前に初めて会ったという。
「普段でもよく行く地元の焼き肉屋さんに私の夫も一緒に4人で行きました。桑島さんは黒スーツに水玉のネクタイで、緊張されていた様子。まじめな印象で、飄々(ひょう ひょう)とした人でしたね。井戸田さんとは見た目も性格も違う人でした」
─―結婚式は?
「やるのかなぁ? お互いに2度目だから、そこはどっちでもいいかもしれませんね」
今は群馬県の親戚に託している娘さんも、一緒に暮らすことになりそうだ。
「東京の新居で、3人で暮らすんじゃないかな。今年の2学期が終わったタイミングか、学年がわりの時期に転校するんじゃないでしょうか」
─―第2子についてのご予定は聞いていますか?
「本人たちはバリバリ仕事をしたいと思っているようだし、子どもが1人いるから、まだ、そこまで考えてないんじゃないかな……」
再婚報道があった9日にも、安達から連絡があった。
「仕事の合間のようでしたが、祐実から《お騒がせしているけど、すいません》っていうメールが来ました。その後、一緒にフグ料理を食べに行ったんです。夫と祐実の兄弟も一緒でした。婚姻届の保証人になってほしいということで、そこで夫が署名しました」
家族そろって、新しい門出を祝ったのだ。13日には、安達と桑島氏は婚姻届を提出した後に千葉に向かった。
「そこには祐実が3歳のころに亡くなったひいおばあちゃんのお墓があるんです。結婚の報告をしに、お墓参りに行ったんですよ」