「事故現場は杉並区高円寺南の青梅街道で、片側3車線の広い道路です。萩原さんは大型バイクのハーレー・ダビッドソンに乗っていて、転倒したところを後続車に轢かれました」(社会部記者)
萩原さんは最近の約2年間で4回交通事故を起こしていた。妻のまゆ美さんと夫婦でうつ病を患い、’09 年に『Wうつ』という闘病記を出版している。昨年には中国のドラマに事務所の反対を押し切って出演したと報じられた。
事故は、うつ病の薬の副作用が原因? はたまた自殺では? という憶測も流れた。『週刊女性』の連載『生きるって死ぬって…』で昨年12月、萩原さんは、こんな淡白な死生観を語ってもいる。
《幼いころから“死”を考えていたので、今でも死ぬことはちっとも怖くないし、生きることへの執着心もないんですよ。基本的にはいつ死んでもかまわないと思って生きています。今日を精いっぱいやって満足するから、明日がなくてもいいんですよ》
しかし、死を恐れないことと、自ら死を選ぶことは、同じではない。事故翌日になって、新たな事実が判明した。
「萩原さんが警察車両と接触していたことがわかったんです。急に車線変更した警察車両を避けようとして転倒した可能性があるとして、警視庁交通捜査課が自動車運転処罰法違反の疑いで運転していた警部補から事情聴取しています」(前出・社会部記者)
現場近くで事故直後の様子を目撃した人に話を聞いた。
「救急車はすぐには来ませんでした。到着してからも流行さんは外に置かれたままで、少したってから運ばれました」(目撃した女性)
様子が不自然だと感じる人はほかにもいた。
「人だかりができていて、みんな遠目で見守っている感じでした。誰も声をかけたり触れたりはしていませんでした」(タクシー運転手の男性)
当初は警察車両が絡んでいることが発表されず、萩原さんがワンボックスカーを追い抜こうとしたことが原因とされていた。まゆ美さんは“事実関係がわからないので、なんとも言えない”としながらも、「説明に少しおかしいと思うところもあった。徹底的に調べてほしい」と話している。
萩原さんが週2回は通っていたという行きつけの喫茶店が自宅近くにある。
「少し前は、店の中でほかの客とトラブルになることもありました。仕事や病気のことで不安定になっていたかもしれないですね。でも、奥さんや親戚の方を連れてくることもあって、いつもニコニコしていました。ひとりのときも落ち着いている感じ」(常連客)
妻のまゆ美さんについて、前出のインタビューではこんな思いも吐露している。
《30代の前半には「死んだら全財産を妻へ」という遺言書を書かされています。女遊びがひどい僕の将来を見据えた判断。一番の理解者であり、長く人生を共にしてきた妻には敵いませんね》