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 多くのドラマや映画に出演するなど、引っ張りダコの綾野剛。そんな彼が意外な場所で相次いで目撃されていた。

「綾野さんは金髪で黒ずくめの服を着ていて、お店の中で目立っていました。焼酎の炭酸割りを飲まれていましたね。飲み方も紳士的で、一緒に来ていた人やお店の女の子にも“飲み物、ある?”って、気を遣って聞いていましたよ」(大阪のキャバクラ嬢)

 実はこれ、現在ヒット中の主演映画に関係しているのだ。

「園子温監督の『新宿スワン』です。歌舞伎町の裏社会に生きる人たちを描いた漫画が原作で、綾野の役はバカで熱くてケンカの強いスカウトマン。これまでにないほど三枚目を演じています」(映画業界関係者)

 公開から2日間の観客動員数は17万人を超えて、週末ランキングの1位を獲得。撮影は昨春、静岡・浜松市の歓楽街で行われていた。

「見学に来るヤジ馬が多すぎて、一時中断するハプニングもありました」(前出・映画業界関係者)

 人気のすごさも見せつけつつ、裏では役作りにも励んでいた。撮影時期には、あちこちのキャバクラで目撃情報が。もちろん、多いのは新宿・歌舞伎町だ。

「お連れの方2名と一緒にいらしてました。綾野さんは、全身黒ずくめの格好でしたね。焼酎の水割りの後、シャンパン2本を頼まれました。綾野さんが“甘いのがいい”というのでピーチ味でしたよ」(接客したキャバクラ嬢)

 この店は、1時間の料金が1万2000円から。遊びっぷりも気になるところだが、

「2時間いてくださって、3人で料金は15万円ぐらいだったと思います。綾野さんは“きっかけはスカウト? 仕事は楽しい?”“仕事終わりは遊びに行ったりするの?”“夜の仕事していることを彼氏は知っているの?”とか質問攻めでしたね」(前出・キャバクラ嬢)

 やはり、役作りのための“取材”がメーンだったよう。ただ、別の店で接客したキャバクラ嬢にも聞いてみると、こんなやりとりも。

「〝俺のこと知ってる?〟と質問されたので、もちろんって答えたら、照れてらっしゃいましたよ。テレビとかで見ている雰囲気とまったく同じでしたね」

 そんな綾野だが、役者を始めたころは人と接することを苦手にしていた。

「でも今は、率先して人に会いに行くようです。また、ロケ先で出会った人や街に、撮影が終わった後も、フラリと訪れては会いに行っているそうですよ」(テレビ局関係者)

 それは、大きな出会いを経験したからだろう。5月22日放送の『A-Studio』(TBS系)にゲスト出演したときのこと。綾野は、かつて映画で共演中だった小栗旬から「俺と心中してくれない? 剛みたいなやつが欲しい」と熱く誘われたことで、小栗の所属事務所に移籍したことを告白した。

「俳優としてのブレイクは、間違いなくその移籍からだと。所属当初は新しい仕事が決まるたびに小栗さんへ報告して、お礼を伝えていたようです」(前出・テレビ局関係者)