JYJ106

 男性は30歳までに兵役生活が義務づけられている韓国。それは、ステージやスクリーンで活躍する芸能人たちも例外ではない。

 だがやはり、芸能人にとっては兵役生活によるデメリットは計り知れない。実際、ジョンフンは最近、ウェブドラマ『初恋不変の法則』制作発表会で、こんなサプライズ告白をしたばかり。

「人は軍隊で老ける。軍隊にいるとき、2回も円形脱毛症になった」

 そういう過酷な環境にあって、せめてもの癒しや安らぎとなるのが、女性芸能人による軍隊での公演活動。それがいかに特別なものなのかをうかがわせるのが、ガールズグループ『SISTAR』のソユがバラエティー番組で語ったこんなエピソードだ。

「軍隊での公演は、公演に行くというよりは、その方々のエネルギーをもらってくるという部分がとっても多いんです。ところが、危険な瞬間もありました。公演中にメンバーのダソムが舞台の下に手を差し出したら、数人の軍人の方が手を握ったんです。後で引いた手を見たら指輪が全部壊れちゃっていたんです」

 芸能人に限らず、軍隊にいる若者たちは、それほどまでに娯楽やときめきに渇望しているということだろう。

 そんな世界へと、これから飛び込もうとしているのが、イ・スンギ。近く入隊予定だが、テレビで「最近、四柱占いをした。来年うまくいくそうだ」と切り出した。

「来年は軍隊に行かなければならないと話すと、占い師に延期しなさいと言われた。それだと、どちらかを選択しなくちゃいけない。軍隊か刑務所に行かなければならない」

 ちょっとブラックなジョークに、視聴者は大爆笑だったという。 逆に、とっくの昔に兵役をすませているのが、クォン・サンウ。

「下積み時代に、新兵訓練所で新兵指導教官として服務。新しく入った兵士たちの指導を行っていました」(前出・ライター)

 こんなふうに、人気が出る前に兵役を終わらせてくれているといいのに、と感じる人も多いかも。今年入隊したなかには、まだまだビッグネームが。

「本当は現役(軍服を着用して兵役義務を遂行する基本の服務形態)で行きたかったんですが、喘息がひっかかって。何度も再検査を受けたのですが、(医師から)危険だと言われました」

 と、現地での取材に告白したのはJYJのユチョン。8月27日に「静かに入所したい」と、取材陣とファンの前での挨拶もせず、忠南論山(インサン)訓練所での5週間の軍事訓練に入った。

 その後、2年4か月の間、公益勤務要員として服務することになっている。一方、同じくJYJのジェジュンは3月31日から、京畿道龍仁(ヨンイン)市に部隊を構える陸軍第55師団・烽火(ほうか)部隊の軍楽隊で服務中。

 8月11日には、入隊後初の公式の場となる『光復70周年記念大韓民国愛コンサート』に出演し、変わらぬ美声を披露した。

 また、前述の『陸軍フェスティバル2015』への参加も所属事務所のホームページで発表され、MCも務める可能性が。そんな彼の軍隊での様子は?

「軍内部の施設でサインをもらったという軍人のコメントや《彫刻のようにカッコよかった!》という目撃談がSNSなどを通じて伝えられていますよ」(前出・ブロガー)