合格率4%という気象予報士の資格試験。かなり狭き門だが、資格が取れたからといってすぐに気象キャスターとしてメディアで活躍できるわけではない。現在登録されている気象予報士は全国で9343人。なんと、その一割程度しか”枠”がないんだとか。
そんななか、幼いころからこの職業を目指していたのが『グッド! モーニング』(テレビ朝日系)の気象キャスター依田司。
「小学校の卒業文集で“お天気おじさんになりたい”と書いていたそうです。だけど、大学卒業後はNECに就職。
'95年に『ウェザーニューズ』に転職し、同年に気象予報士の資格を取得しています。'97年からテレビ朝日の天気番組を担当。'10年には朝の情報番組『やじうまプラス』(テレビ朝日系)で司会者に抜擢され、1年間務めていました」(スポーツ紙記者)
さわやか系イケメンだが、趣味はちょっと意外なもの。
「彼は熱烈な“モノノフ”(ももいろクローバーZのファン)ですよ。推しメンは玉井詩織で、そのハマりっぷりは家族も引くほどだそうです。マンガの『ワンピース』も好きで全巻そろえていたり、冷蔵庫には大好きなアイスを欠かさなかったり、子どもっぽい側面もあるんですよ」(前出・スポーツ紙記者)
現在はバラエティーに富んだ気象予報士が天気予報をしているが、昔は違った。
「資格ができるまでは気象庁の人が天気を解説していました。気象は防災や災害に関わることなので、デタラメな情報を流されては困るということだったんですね。規制緩和の流れで、'95年から民間による天気予報が解禁されました」(社会部記者)
元祖お天気キャスターとされるのが、現在も活躍する森田正光。9歳のときに実家を伊勢湾台風が直撃した経験から天気に興味をもつように。
「森田さんは最高に稼いでいたときは年収9000万円以上だったと話していました。講演会の依頼が多く、CMにも出演していましたからね。ちなみに、洗濯物の乾き具合を表す『洗濯物指数』は森田さんの考えた言葉です」(前出・スポーツ紙記者)
同時期に俳優から転身したのが木原実。高校時代から演劇一筋で舞台を中心に活動していたが、'94年に気象予報士の資格を取得した。
「森田さんと木原さんは昔から親交があり、よく飲みに行って、情報交換をしているそうです。ふたりとも口をそろえて言うのが、気象予報士は健康が第一ということですね」(テレビ局関係者)