大晦日に放送される『第66回NHK紅白歌合戦』の司会者と出場歌手が発表された。
今年は演歌を含め、大物歌手が軒並み落選するという話もあったが、フタを開けてみれば、昨年とさほど変わらぬ顔ぶれ。その中で初出場は紅組5組、白組5組の合わせて10組。
紅白といえば毎回、この人、誰? という歌手が出場するが、今回とりわけ年配の視聴者になじみが薄そうなのが『μ's』。まず、読めないし、名前を聞いたことがない人も多いかもしれない。
今年6月に公開されて以来、観客動員数200万人以上、累計興収28億円を突破した大ヒット中のアニメ映画がある。
もともとはテレビで放送されていたアニメ『ラブライブ!』だが、登場する9人組アイドルグループの名前が『μ's』と書いて「ミューズ」と読む。そして劇中のキャラクターの声を担当する声優たちで組まれたユニットが現実世界の『μ's』だ。
'10年に発売したシングルCDはオリコンランキング167位だったが、次第に知名度を伸ばし、'13年にアニメのテレビ放送が始まると、リリースしたCDはオリコンでもランキング上位に顔を出すように。
「ライブ公演の観客動員数も増え続けて、今年のさいたまスーパーアリーナで行われたワンマンライブでは2日間で延べ7万人の観客を動員しました」(音楽雑誌記者)
彼女たちの人気の秘密はアニメのライブシーンを忠実に再現したパフォーマンス。
そして、『ゲスの極み乙女。』というバンドは、なんとも奇天烈で個性的な名前だが、“乙女”といっても20代後半の男性2人と女性2人からなる4人組。最近は彼らのライブに親子で来る人たちも増えている。
結成されてまだ3年だが、彼らの曲はテレビドラマのテーマ曲やコカ・コーラのCMにも起用されている。
「演奏テクニックなど、彼らの音楽性の評価は非常に高いです」(CMディレクター)
星野源は歌手で俳優、小説やエッセーも書くなど、そのマルチな才能を生かして各分野で活躍している。実は彼は'12年にくも膜下出血で活動を休止。2か月後に復帰したが、4か月後に同病で再び活動を休止した過去を持つ。
「手術後の激しい頭痛とそれによる不眠で精神も侵され、死のうと思ったこともあるそうです」(スポーツ紙記者)
大原櫻子の父親である林田尚親は、俳優として劇団で経験を積んだ後、現在は数多くのテレビ番組でナレーターとして活躍中。彼女はもともと女優志望で、17歳で映画主演も果たしている。
「演技経験はまったくありませんでしたが、役のうえで求められる歌唱力を認められて、主役に抜擢されました」(映画関係者)
歌唱力は折り紙つきで、昨年の『日本レコード大賞・新人賞』を受賞している。