大晦日の風物詩・紅白歌合戦。近藤真彦が19年ぶりに紅白出場をしたほか、今井美樹やX JAPANの復帰など、アラフォー・アラフィフ世代には嬉しい顔ぶれに。しかし久々の出場で印象が変わった人も……。そこで美のプロである高須クリニック・高須院長に復帰組の顔の変化について話を聞いた。
――19年ぶりに近藤真彦さんが紅白に出場を果たしました。
高須「マッチとはプライベートで面識があるんだよ。彼がレース始めたときに、“何でもやるので、高須クリニック(レーシングチーム)の車に乗せてください”って言われたんだよ。でもそのときはいろいろ付き合いがあって、マッチに乗せてあげることができなかったんだけどね。でも会えば、今でも話すよ」
――51歳とは思えないほど若々しいですが、高須院長から見てどうですか?
高須「マッチはあまり変わらないね。スポーツをやっているとストレスで顔が変わりやすいんだけど、彼は老けにくい顔だから、スポーツをしていても全然老けないね」
――老けにくい顔のポイントは?
高須「鼻は年を取らないから、鼻に存在感がある人は老けにくい。あとは丸顔も。矢沢永吉みたいな細い顔は若くても老けやすい。マッチはヒゲを剃ってもう少しふっくらさせてあげると、デビュー時の顔に戻るよ。浜崎あゆみと一緒。ふくらむと若返る」
――ではジャニーズを引っ張っていく存在としてはピッタリですね。
高須「ジジイに引っ張ってほしくないだろうしね(笑)。50歳だとジジイになっている人も多いけど、マッチはとても若いね」
――今井美樹さんも久しぶりの出場でした。
高須「少し老けたね。萬田久子みたいになってきたね。もう少しふっくらさせたほうがいいよ。こういうタイプはしなびるとほうれい線が目立っちゃう」
――では、少しふっくらしている’11年に放送されたドラマ『冬のサクラ』(TBS系)出演ぐらいの時期がベストですか?
高須「そうだね。本人的には今の痩せているのが気に入っているのかもしれないけど。同世代のマッチと比べると老けて見えちゃうね。こういうタイプの顔を若く見せるには、白塗りして、強いライトを浴びせるしかないね。下からライト当てると老けてみえるけどね。骨格が大きくて頬骨が浮いちゃうから、髪型で目立たせないようにするしかない」
――今のロングヘアーがベストってことですか?
高須「うん。よくわかっているね。この髪型しかないと思うよ。ショートヘアーにしちゃうと、すごく老けた顔になると思う。この頃(‘11年)より体重が10kgぐらい痩せたんじゃない? 日本人ってうりざね顔が美の基準だから、こういう頬骨が浮いているゲルマン系の美人は受け入れにくいしね」
――椎名林檎さんもネット上で顔の印象がよく変わると言われています。
高須「ダイエット前後とかの違いじゃないの?」
――高須院長から見て、あまり変わらない?
高須「顔の印象が変わった人はよく“整形した”って言われるけど、変わらない人のほうがアンチエイジニングを定期的にしていたり、努力している人が多いよ。何にもしないと、普通は老けて印象が変わるから。だから変わらなさすぎの人こそ、手を加えていると思ったほうがいい。鼻が変わった時は確実に整形しているけど、それ以外の変化は整形とは断言できないね」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。高須院長Twitterアカウント@yes_jinsei