昨年12月に発表した著書で、14歳になる娘の障がいについて告白した菊池桃子。死産を経験したことや、離婚についても書いており、大きな話題を集めた。
「菊池の娘さんは幼児期に脳梗塞を患い、左手足にマヒが残ってしまったんです。1度は、息子と同じ都内の私立小学校に入れたのですが、なじめなかったことから小学校4年生のときに特別支援学校に転校。その後、努力したおかげで、一昨年からは有名私立中学校に合格し、通っていますよ」(スポーツ紙記者)
特別支援学校に転校した当時、菊池は難病であるシェーグレン症候群を発病。'12年には元プロゴルファーの西川哲と離婚するなど、私生活は順調とは言えなかった。
「自宅から遠い支援学校へ、菊池さんはひとりで娘を送り迎えした。自分も病気なのに、弱音を吐いたことは本当になかったですね。息子さんも妹の面倒をみて、よく頑張っていたと思いますよ。 ただ、離婚するとき彼女が“お外のきれいな女性に負けたんです”って寂しそうに言ったのは忘れられないな」(芸能プロ関係者)
シングルマザーとして、仕事と子育てを両立した菊池。そのことが、現在の活動の源になっているのかもしれない。
「桃子さんが来るというので初めはとっつきにくいかなって不安もあったんです。でも、とても気さくで、学校のPTA活動にも積極的に参加してくださったんです。いつしか、保護者たちのリーダーみたいな存在になっていました」(特別支援学校の保護者)
そんな彼女の姿は、次第に周囲の心を動かすことになる。
「学校の行事などで地域の方々が菊池さんを見ると驚くわけですよ。でも、彼女は堂々としていて、太陽みたいな笑顔を見せてくれて……。どの親もそうだと思うのですが、子どもの障がいに対して葛藤している部分があるんです。でも、桃子さんの毅然としている姿に、私たち保護者はみんな勇気をもらったんです。
彼女は当時、“お仕事の事情があって今は公にできないけど、いつか話せる機会があるはず”って言っていました。今、すべてを公にされて、国の会議にも呼ばれるようになった桃子さんは私たちの誇りですし、全国の障がい者を持つ親たちの希望なんです」(前出・同級生の保護者)