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 '15年4月、「マタ、アイマショウ」と言って日本を去ったポール・マッカートニーが、今年もやって来る!?

「夏ごろに、また来るのでは、という話が出ています。場所は昨年と同じ大阪と東京。会場には日本武道館も含まれています」(音楽業界関係者)

 ポールといえば、これまでに5回ほど来日公演が実現している。近年は'13年と'15年にコンサートを開催。

「'14年にも公演を予定して来日しましたが、急きょ中止に。後日、ポールは海外メディアの取材で、その原因は胃腸関連のウイルス性炎症だったと明かしています」(前出・音楽業界関係者)

 またその際に、日本の病院と医師の対応に感動したとも。

「実は、日本の医師がポールの自家用ジェットに同乗し、自宅まで同行したそうです。そういった経験も日本への思いを強くさせているみたいですよ」(前出・音楽業界関係者)

 音楽評論家の富澤一誠氏は来日の可能性について、昨年11月6日に世界同時発売された『ザ・ビートルズ1』をもとに、こう予測する。

「このCDがもともと予想されていたよりも、かなり売れているんです。これによって、あらためて日本のビートルズ人気がすごいとわかりました。その機運があるので、今年また来てもおかしくないなと思いますよ。それこそ、次は本当に最後かもしれませんね」

 『ザ・ビートルズ1』は'00年に発売された同名のベスト盤の音源に、最新のステレオミックスが施されたCD。各種限定盤には、ビートルズ初となるミュージックビデオ集がついている。発売されるとオリコン・アルバム総合チャートで首位を獲得した。

 ポールが今年も来た場合、2年連続の来日公演となるが、気になるのはチケットの値段。

「前回と同額、もしくはそれ以上という声があります。前回は最低ランクの席で1万4000円。武道館公演では最高10万円の席が用意されました」(前出・音楽業界関係者)

 チケット代は、出演者のギャラと切っても切り離せない。富澤氏はこう解説する。

「ギャラは基本的に、チケット代と人がどれだけ呼べるかで決まってきます。ポールは世界最高ランクの歌手という位置づけ。1回の来日公演のトータルのギャラは3億~6億円の間くらいと言われています。

 ちなみに2月にはマドンナが来日しますが、SS席が5万円。これも1級クラスの歌手と言える値段ですね。日本はマーケットの大きさとしてはアメリカに次いで2番目なので、稼ぐにはちょうどいい側面があるかと」

 それに加え、グッズの売り上げも乗ってくるのだ。LINEの公式アカウントで、こんな新年のあいさつを送ってきたポール。

《今、新しいツアーのスケジュールを組んでいる最中なので、もしかしたらあなたの近くに行くことになるかも?》