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 1月10日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した松坂桃李と菅田将暉と太賀。若手俳優の3人が芝居や交友関係、恋愛にまつわるトークを展開した。

 特に盛り上がったのは、松坂と菅田のデビュー作について。松坂は'09年に『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)、菅田も同年、『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)でどちらも主演で俳優デビューを果たした。

《監督から“君たち次第で長い歴史のある仮面ライダーがなくなるかもしれないんだよ”って言われて》

 そうハッパをかけられたという菅田。

《当時は通信制の高校に通っていて、レポートを提出しなきゃいけなかったんだけど、小道具さんが撮影セットの横に“菅田専用机”を作ってくれたんです。ここで勉強しなよ、みたいな感じで》

 このエピソードに驚いた松坂は自分とのギャップをこう話した。

《戦隊の現場で一番上の立場なのはベテランカメラマン。専門用語を言われたときに、わからない顔をすると“お前、もう帰れ”とか言われて》

 戦隊モノと仮面ライダー、どちらも世の子どもたちが憧れるヒーローたちだが、現場での厳しさはそんなに違うものなのだろうか。

「ライダーはクランクインから放送終了までの拘束が1年と2~3か月ほど。しかし戦隊モノは、放送終了後も3か月ほど全国行脚するツアーがあり、実質1年半はほかの作品に出られないんです」(テレビ朝日関係者)

 若手俳優側にしてみれば、売り出し中の大事な時期にクランクアップ後の3か月を取られてしまうのは大きい。体力的にも戦隊モノのほうが過酷という話も。

「ライダーは都心で撮影することが多いのですが、一方で戦隊モノは山奥での撮影が多い。それにより、単純に移動時間などの物理的な負担が大きくなります。しかも、戦隊モノのほうが変身前のアクションシーンが多いという点も、役者の負担を増幅させているかもしれません」(前出・テレビ朝日関係者)

 さらに、休日に全国各地で開催されるヒーローショーにも“決定的な差”が。

「遊園地やショッピングモールのショーイベントでは、仮面ライダーは実際にアクションを行うスーツアクターのみが出演することが多い。それに対して戦隊モノは、役者本人が出演するそうです。1日に数ステージをこなしたあと、撮影直行というパターンになると役者は体力的にもツラい」(前出・テレビ朝日関係者)

 正義のヒーローといえど体力には限界がある……。しかし、プロデューサーによっては、菅田のように学業を優先してくれる人もいるそうだ。

「主役のライダーの子が高校在学中だったため、出席日数を満たせるように撮影スケジュールを組んでくれたこともあるとか」(芸能プロ関係者)