ニッポンのおみやげといえば、伝統文化にちなんだもの……と思ったら大間違い。ニチバンの『ロイヒ つぼ膏』という円形シップが中国で大人気という情報をゲット!
「2~3年前から売れ行きが伸びました。法改正で医薬品も免税対象になったため、ガイドブックで紹介されたものがおみやげになり、口コミでどんどん広がっていったようです」(ニチバン広報宣伝室)
他にも意外なおみやげが人気なのでは? というわけで、おみやげの実態を調査すべく浅草で外国人YOUたちを直撃してみました。
「明治のチョコレート。香りがいいの」(42歳・オーストラリア)
「『ほろよい』というお酒。甘いし、度数が低くて飲みやすいから、たくさん買いました」(23歳・韓国)
「日本の洗顔フォームは美白になれる!」(32歳・中国)
いま、外国人が喜ぶおみやげナンバーワンは実用品だったのだ。
オーストラリアへのおみやげ
ママとショッピング中だったエミリー(13歳)は、着物を着た女の子の切り絵が表紙についたメモ帳と、ちりめんの折り紙をおみやげに購入。買った場所が『ドン・キホーテ』というからビックリ!
「仲見世にもかわいいものがたくさんあったけど、ドン・キホーテのほうが安かったし、日本風のグッズを置くエリアがあったから、買い物がとってもしやすかったわ! クラスの子にあげるの」
それぞれ10点ずつ購入したそう。
中国へのおみやげ
家族4人で旅行中だったリン(20歳)&ジン(18歳)姉妹。この日は雷おこしなどのお菓子を持っていたけれど、すでに購入したおみやげをホテルにたくさん置いているとのこと。何を買ったの?
「『ロイヒ つぼ膏』。友達がおみやげでくれて気持ちよかったので、祖母に買いました。あとは蒸気が出るアイマスク。すごいものがあるなぁって、驚きました」(写真右・リン)
「銀座のマツモトキヨシで買いました」(左・ジン)
イギリスへのおみやげ
卒業旅行で日本を訪れていた5人組は、伝統的なものに心ひかれたと語る。後列左のマーク(23歳)は、
「刀のプラモデルと、羊の置物を買いました。人気なのかと思ったら未年だからなんですね。かわいいです!」
それとは対照的に前列右のキャシー(22歳)は、
「あだ名がキャットだから、猫の人形(招き猫)を買ったの。でも、これなんの人形? 顔を洗うポーズをしている猫なんだけど、たくさんあったわよ」
アルゼンチンへのおみやげ
「昨日、失敗したんだ! 日本版のサンダルが欲しかったのに、間違ってこのストラップを買っちゃって……。ほらね」
しょんぼりしながらダン(36歳)が見せてくれたのは、ビーチサンダルのストラップ。
それは残念……と言いかけた本誌記者に、「ごめんね、冗談だよ。このストラップは確かに日本で買ったけど、ゲタもちゃんと買えたよ(笑い)。今日はこれから、これにピッタリの着物を探しに行くんだ」と、ゴキゲンな様子。
アメリカへのおみやげ
「初めて日本の100円ショップに行ったよ! あんなにたくさんのものが安いなんてスゴいね」
と語るのは、ハワイから来たブラッドリー(31歳)。お母さんとお姉さんといっしょに100円ショップへ行き、みんなそれぞれおみやげを買ったんだとか。
「僕は懐中電灯を買ったよ。大きさも色もたくさんあるから、少し迷っちゃった。ハワイのレイ(首飾り)も100円で売ってるから、みんなで大笑いしちゃったんだよね」
オーストラリアへのおみやげ
「この猫、ソーラーパネルで手が動くんだ。クールでしょ?」(写真右・マシュー・28歳)
「白いのや、目がもっとコミックみたいなものもあったけど、ゴールドでいちばん猫らしい顔のこの子にしたわ」(左・エマ・32歳)
幸福を呼ぶ猫だということを伝えると、
「帰ったらこれを会社のデスクの上に置くことにするよ」(マシュー)
「それはダメ! 私が顔を見れなくなるじゃない!!」(エマ)