3月末の放送をもって、水谷演じる杉下右京の"相棒"を退くことが発表された成宮。となると、次シーズンからは新たなパートナーがキャスティングされることになる。今度はいったい誰が相棒になるのか。アンケートをとってみると、大本命はあの人で──
次の相棒はダレだ!? アンケート上位1位〜5位
大ヒットドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。水谷豊演じる杉下右京の"相棒"は、現在3代目の成宮寛貴扮する甲斐享だけど、このシーズンでの卒業が決まっている。はたして、4代目の相棒は誰が、どんなキャラクターで演じることになるのか?
本誌が独自にアンケート調査をとり、ファン300人に予想してもらうと─。"なるほど!"から"えっ?"まで、さまざまな面白い意見が。
まず、46票を集め、1位に輝いたのは仲間由紀恵だ。
「今シーズン、右京さんとのやりとりが素晴らしかった!」(20代/女性)
というように、シーズン13ですでに何度も活躍。同じテレビ朝日系の人気ドラマ『トリック』にも主演していたし、初の女性相棒を期待する人も多いみたい。
「冷静な右京さんが、ちょっとやり込められたりするところを見たい。鈴木杏樹さんが演じている『花の里』の女将と三角関係みたいになって、ラブっぽい展開なんかも期待しちゃいます!」(30代/女性)
なんて意見も出て、新たなファン獲得にもつながりそう。ただ、彼女に票を投じた中学生は、こんな指摘も。
「社美彌子という役名は"か"で始まり"る"で終わる相棒の定義と違うので、ちょっと疑問を感じる部分もあります」
確かに、寺脇康文が演じた"亀山薫"、及川光博の"神戸尊"、そして成宮の"甲斐享"と、これまでのパートナーはみんな"か"で始まり"る"で終わっている。この中学生恐るべし!
2位には、8票差で及川光博。つまり、2代目相棒の復活を望む声だ。
「あの淡々としたふたりのインテリのぶつかり合いが好き」(30代/女性)
「相棒はシーズン15くらいで終わるだろうから、愛着のある人物に相棒となってもらいたい」(50代/男性)
これだけの長寿番組になると、ファン心理も複雑なのね。
「復活するまでのあいだに、ある事件を起こしていた……などプラスアルファの設定があったら面白いかも」(30代/女性)
と、いわくつきの出戻りを期待する人も。
3位も同じく復活組の寺脇康文で、27票を集めた。
「やっぱり相棒はこの人だと思います」(30代/女性)
「水谷さんと寺脇さんの不仲説が流れていますが、やっぱり相棒といって、しっくりくるのは寺脇さんかなぁ」(40代/女性)
番組スタートから’08 年まで、シリーズの半分以上、相棒だったのだから、印象が強いのも当然か。ただし、警察を退職して海外に行ってしまった設定だから、出戻りの理由づけには苦労するかも。
4位には、なんと水谷の実の妻・伊藤蘭が22票でランクイン。
「実生活の相棒っぷりを見てみたい」(40代/女性)
「"右京さんに妻がいた"という設定で、上司としてやってくるといった役が面白い」(50代/男性)
という理由だけど、実は彼、実際に妻を「蘭さん」と呼んでいるほどの愛妻家だけに、頭が上がらないのは間違いなし!
アンケート上位5位〜10位
5位には、関ジャニ∞の丸山隆平が20票で入った。
「おっちょこちょい役ならハマるし、新しい風を吹かすことができると思うので」(20代/女性)
いっそ、関西弁で演じれば、おっちょこちょい感がより強調できるかも。
6位は16票で、福山雅治と山田孝之が並んだ。
福山といえば月9『ガリレオ』(フジテレビ系)で見せた天才的推理が印象的。そのあたりが"実に面白い"からということかと思ったら、こうつけ加えた人もいる。
「水谷豊とうまくやれそうだから」(30代/男性)
そこまで付き合いにくい人でもないと思うけど……。
山田を挙げた人からは、こんなリクエストが。
「変幻自在に個性を変える多重人格者をやってほしい」(40代/女性)
どっちかというと、犯人役のほうが似合いそうな設定!?
8位には田畑智子。実は寺脇が去って及川が来るまでの間、短いながらも相棒的存在を演じたのが、彼女なのだ。
「ふたりのコンビネーションが、バッチリだった。寺脇さんが辞めた直後、次は彼女だと思ったくらい。過去の相棒たちみたいに右京さんのペースに順応するのもいいが、女性ならではの考えや行動でときには引っ張られてしまうところが見たい」(20代/女性)
9位はNEWSの増田貴久。
「かわいらしい顔にガッチリとした体格。童顔なのですが、ふと見せる冷たい表情。目で演技ができる人です」(40代/女性)
『テゴマス』という2人組ユニットもやってるしね。
そして、10位には現・相棒の成宮寛貴。彼の続投を望む人は、かなり熱烈だったりする。
「やっと、息が合ってきたのに、成宮さん以外考えられない」(30代/男性)
「成宮クンじゃなくなったら、見る気がしません」(40代/女性)
少数意見にも興味深い顔ぶれが
そのほか、1票だけの少数意見にも、興味深い顔ぶれが。
舘ひろしを挙げた人は、
「刑事といえばこの人。バイクで走りながらライフルを撃ってほしい」(60代/女性)
往年の大ヒットドラマ『あぶない刑事』(日本テレビ系)のファンなのだろう。でもそんな過激なシーン、今まであったっけ?
西田敏行を推す人もいて、
「年上も面白いかも。釣りバカのノリでやってほしい」(50代/女性)
だから、映画『釣りバカ日誌』の相棒は故・三國連太郎さんだし、そもそもアレ、推理モノですらないし……。
それ以上に、ありえなさそうなのが、蛭子能収という案。
「無気力な人がいい。やってほしい演技は、バスに乗ること」(40代/男性)
事件の解決どころか、バス旅だって太川陽介なしでは、ままなりません。
一見、なるほどと思わせる伊勢谷友介という声にも、なんだかマニアックな理由が。
「色気がある。殴られて、口の端をケガしてほしい」(50代/女性)
その点、長谷川博己に寄せられたコメントはまともだ。
「長年続いてる強いイメージの作品でも、違和感なく溶け込める」(30代/女性)
また仲間同様、何度か出演している探偵役・高橋克実に「コンビが見たい」という声も。
一方、女性候補では、まず山村紅葉。
「どっしりとしていて、右京さんを手のひらで転がすような場面が見たい」(50代/男性)
京都ロケが増えそうだ。
お笑いコンビ『オアシズ』の大久保佳代子には、こんなプランが。
「役柄は行く先々で恋をして、それがなぜだか事件につながるトラブルメーカー」(30代/女性)
はたして、相棒がトラブルメーカーでいいのか!? 最後に、極めつきの冒険的キャストが、ソフトバンクのCMでおなじみの〝お父さん犬〟カイくん。
「いっそ、人間じゃないというのはどうでしょう。人間にはない能力を発揮してもらいたい」(20代/男性)
それって、ただの警察犬じゃ……。