3月7日、東京・千代田区で『マンホールサミット2015』が開催された。昨年行われた同イベントをキッカケに、マンホールを愛する“マンホール女子”が急増。今回もそんなマンホール女子を中心に360人が来場して、展示やトークショーを楽しんだ。
トークイベントでは、マンホール本の執筆者による『マンホールと旅』、マンホールブログ管理人による『マンホール蓋に惹かれて』といったテーマで大盛り上がり。中には、『ラブライブ!』などのアニメに登場するマンホールについて検証した『アニメに登場するマンホール蓋、その確認と検証』という変わった視点からのマンホール研究も。
またデザインマンホールの魅力だけでなく、マンホール技術に関するものやNPO法人日本トイレ研究所代表理事・加藤篤氏による『災害時、マンホールがトイレに変身』といった、マンホールの重要性や今後のありかたについてのトークも展開された。
「昨年より参加者が増えて嬉しい限りです。参加者の男女比は半々ですが、男性は下水道関係者も多いので、純粋なファンは女性の方が多かったと思います。今後もマンホールを通じて、下水道をアピールしてきたいですね」(マンホールサミット企画運営委員・藤原昇さん)
また2020年に開催される東京オリンピックに向けて、こんな動きも。
「会場近くのマンホールをオリンピック仕様にする案も挙がっています。世界の都市をイメージしたものや日本を象徴した柄にして、各国のお客様をマンホールでもおもてなしできたらいいですね」(藤原昇さん)
会場でも販売されていた『ご当地マンホールコースター』が、『第16回ヨコハマ・グッズ横濱001認定審査会』で横浜市長賞を受賞。マンホール人気はますます広がりそうだ。