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 冬ドラマもいよいよクライマックス。3か月という長い期間頑張ってきた出演者やスタッフを労うため、各番組では打ち上げが行われ、その楽しい様子の一部が週刊誌で報じられることも多い。しかし最近は、出演者がスタッフを労うためのものになりつつあるようだ。

「派手に思われがちなテレビ業界ですが、昨今の不況による経費削減で予算がかなり厳しいみたいですね。なので、以前なら局から何百万円と提供されていた打ち上げ費用も大幅カット。最近は打ち上げ費用の大半をキャストが負担するケースが増えています」(プロダクション関係者)

 噂ではキャスティングの段階で、打ち上げ費用の一部を負担することが主演の条件になっているドラマもあるとか。

「ゴールデン帯のドラマの打ち上げなら、主演が50万円、2番手が30万円程度負担することが多いですね。もちろん、主演クラスともなると高額なギャラを貰っているので、みなさん快く支払ってくれますよ」(テレビ局関係者)

 太っ腹な主演の代表格が、米倉涼子。打ち上げ費用の負担はもちろん、大ヒットした『ドクターX』の打ち上げではビンゴ大会の景品として50万円の商品券を提供。また視聴率が20%を超えた回の翌日には、毎回高級焼肉弁当を差し入れしたりしていると報じられた。

「ほかにも菅野美穂さんもスタッフへの心遣いとスゴいと評判ですね。ドラマに出ている時は“頑張っているスタッフに温かいものを食べてほしい”と、毎週のようにケータリングサービスを自腹で呼んだりしていましたから。ギャラの半分以上は差し入れや打ち上げ費用などで消えているんじゃないか? と、スタッフが心配するほどです」(前出のテレビ局関係者)