20150407 kako (6)


ICU 合格が決まり、20歳の誕生日を迎えると同時に、一挙手一投足が注目されるようになった美しきプリンセス。しかし、その熱狂ぶりに戸惑いをお見せになることも……


「もう、このへんにしておいてもらったほうが……」

 本誌記者が、秋篠宮家を知る関係者に次女の佳子さまの近況を尋ねたところ、そう困惑した顔をされてしまった。最近、佳子さまに関してのあふれ返る報道に、ご本人をはじめ秋篠宮ご夫妻も戸惑われていることが、ありありと伝わってくるようだった─。

「昨年、ICU(国際基督教大学)に合格し20歳のお誕生日を迎えてから、メディアやネットの過熱ぶりに佳子さまは驚かれているようですよ」

 ある宮内庁関係者はそう打ち明けるが、別の関係者も困り切った表情を浮かべる。

「佳子さまのお出まし先での、一般の方の無遠慮な撮影も困りものです。佳子さまは公人なので撮るなとは言いづらいですし、かといって警備を厳重にすれば"過剰警備"とか国民との間に"壁を作っている"と言われかねません」

 インターネット社会の発達で、昨年10月のICUの入学試験や、3月に岡山県へお出ましになったときの佳子さまのご様子は、すぐに短文投稿サイト「ツイッター」で拡散された。

「3月7日に神武天皇陵を参拝された後に、近鉄線の橿原神宮前駅で佳子さまが乗車されたところと思われる動画がネット上にアップされ話題になっています」

と話すのは、ある皇室記者。

「上り方面の列車の窓側に座り、周囲にお手振りをする佳子さまを駅のホームから撮影していますが、途中で下り電車が入線し、佳子さまが遮られてしまいます。しかし、そのまま下り電車に乗り込み窓越しに佳子さまを撮影。周囲の人も必死に佳子さまに手を振る熱狂ぶりが伝わってきます。佳子さまもフィーバーぶりに圧倒されたのか途中、口を押さえ苦笑される場面もありました」(同・記者)

20150407 kakosama (3)
20歳のお誕生日に際しての記者会見では、ご自身の言葉で考えをはっきりと……(12月15日)


 父親の秋篠宮さま(49)も、昨年11月のお誕生日の記者会見の際、このような状況に、「プライベートも何もないなという気はするのですけれど」と複雑な心境を吐露されている。

「最近のメディア各社の佳子さまの取り上げ方は、お母さまの紀子さまのときを超え、美智子さまご成婚時の"ミッチーブーム"以来ではないでしょうか」

という見方をするのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。戦後の高度経済成長期だった1958年ごろから、皇室初の民間出身の妃として国民的関心を呼び、美智子さま(80)のファッションなどが女性の憧れとなった、あの空前のブーム─。

「メーク、ファッションから食事の内容に至るまで、報道は過熱しているようにも見えますが、佳子さまは案外、余裕をもって受け止められているかもしれません。佳子さまはフィギュアスケートやダンスを続けてこられたので集中力があり、注目されることには慣れていらっしゃるはずです」(渡辺さん)