昨年10月末の日本銀行による追加金融緩和(黒田バズーカ2)でさらに円安は加速。このままでは1ドル=130円も時間の問題と言われている。
その独創的なリーゼント姿でテレビなどの出演機会も多い、ブランド王ロイヤル社長・森田勉さんに円安についての見解を伺った。
「円安になると株価が上がり、その次は不動産価値が上がる。それから、賃金がようやく上がる。2020年の東京オリンピックの影響もあり、確実に不動産は上がってくる。一般家庭の潤いにまでタイムラグがあるのは当たり前のこと。円安がどんな構造になっているかを考えることで、投機のタイミングも見えてくる」
海外ブランド品に関しては円高のほうが安く買えるだけに、円安のいまはなかなかブランド品に手が出せないという人も多いだろう。
「でもウチは円安還元セールをやっちゃいますよォ! 円安だと値段が高くなるためブランド品に手が出ない。でも、今度は売る人が増える……ウチの出番でしょ!? 円高も円安も構造や流れというものが必ず存在する。それを考えることは頭の体操にもなる。流れに身を任せるのではなく、“どうなるのか?”を考えることで得する人になれますよ」