20代には多くを語りすぎる女性は嫌われる?
「私は"私が! 私が!"っていうガッツキが目に見えるタイプが苦手です」
こう語るのは綾子さん(27歳・会社員)。
「最近好きな人は、大久保佳代子さん。常に本気感があって、あなどれないから」
逆に嫌いな人は、
「安藤美姫。自分の境遇や子ども、選手人生とかって、自分で選んできたものなのに"あたし、かわいそうでしょ? でも頑張ってるの!"みたいにしているところが嫌い。SNSで"疲れた、病んでる。でも頑張る! だからホメて"系の投稿をしてはいいね!の数にほくそ笑んでそう。承認欲求、すごそうだし」
これにうなずく由美さん(24歳・教員)は、
「同じスポーツ選手でも、なでしこの川澄奈穂美選手は、実力で勝負している感じが好きです。かわいさが後からついてきているというか。テレビとかでも、インタビューでしゃべるタイプじゃないですよね」
一方、嫌いな人は、
「小保方晴子。ロックなブランドとして認知されている『ヴィヴィアン・ウエストウッド』の大きなオーブリングをつけて会見に臨む場違いな姿に、ゲゲッて思ってました。普通の感覚ではないですよね。でも、同期にああいう人がいたら、男性陣はみんな彼女の味方につくんだろうなって」
理紗さん(29歳・会社員)の嫌いなタイプは、
「神輿に乗りたがる人。紗栄子が苦手です。スゴいのはお前じゃなくて、ダルビッシュだから!」
前ページの嫌いな人ランキングで上位の和田アキ子や泉ピン子は、
「近所のおばちゃんみたいな感覚で、嫌いというほどではないです」(由美さん)
という声にみんな同意。
「神田うのも本当の職業がよくわかんない。正直、美川憲一と旅行に行く人くらいの認識だから、好きでも嫌いでもない」(綾子さん)
全員が口をそろえて、「それほど嫌いな人はいない」と語るのが20代の特徴。
「なんか嫌いっていうより、イタいって表現のほうが合っているかも。嫌悪っていうか嘲笑う感じが多いかも(笑い)」(理紗さん)
イタかったり吹っ切れた悪役は逆に愛される、と綾子さんは語る。
「デヴィ夫人は、けっこう好き。よく芸能人に噛みついたりするけど、バラエティー番組で体当たりな企画もこなすし、かわいい。〝夫人感〟とのズレがいいよね。もはやゆるキャラっぽい!」
以前は嫌いな女の常連だった沢尻エリカも、
「いま、フジテレビ系『1リットルの涙』みたいな役をされたら信じられないけど、気が強いキャラとかはハマる。なによりかわいいし」(由美さん)
嫌いな人が好きな人に変わることもあるのだ。
30代は頼れる女にもたれたいお年ごろ
「YOUが好き! かわいいし、脱力したところがまたいい。小泉今日子とか。ああいう姐御系に憧れちゃう。2人みたいに、女性的な感じを持ちながらも実は豪快っていう、ギャップがいいよね~」
こう語る祐子さん(32歳・主婦)に、未穂さん(36歳・会社員)も賛同する。
「わかる。天海祐希とか、真矢ミキとか、男らしい姐御がいいなー。この年でも人に頼りたいときってあるもん。受け入れてくれる懐の深さがありそうな人にやさしくしてもらいたい」
菜都美さん(36歳・自営業)も、頼れることを好きな女性の条件に挙げた。
「一緒にお酒を飲んでくれそうな、いとうあさこが好き。裏表がなさそうで、どんなときでも味方してくれそう。嫌いというか、おっかないのは、細木数子。小言が多そうで。"あんた死ぬわよ"っていう言葉で恐喝されてる気分になりそう(笑い)」
人生の酸いも甘いも味わってきた年ごろだからこそ、気になるのは年齢に似つかわしくない"オンナ売り"だそう。
「森下悠里とか橋本マナミは、イラッとする。性的なにおいをさせてるのが下品だし、なにより友達の男を奪っていっちゃいそう」(祐子さん)
「小林麻耶とか田中みな実もそうじゃない? 同じアナウンサーなら夏目三久が好き。賢いし、上品そうだけど、女性というブランドに頼っていないというか」(菜都美さん)
いちばん友達になりたい女性は? と聞くと、かわいくて爽やかな上戸彩に、全員が太鼓判を押す。
「絶対、友達思いのいい子だと思う。裏切らなそうで好感が持てるから、私も応援したくなっちゃいます」(未穂さん)
マウンティングに疲れた女性たちは、頼りがいのある女性や、やさしい女性を求めるようになるのかも!?
40代はバブリーを引きずる同世代女にNG
不惑を過ぎた女性たちが好むのは、ハツラツとした若い女の子。昌美さん(42歳・主婦)は、
「井上真央ちゃんが好き。大河ドラマ『花燃ゆ』は、とってもかわいい。紅白歌合戦の司会も上手だった記憶があります。頑張ってる姿が好きです」
才子さん(46歳・介護士)は、ベッキーのツイッターを見るのが日課だそう。
「夜勤中の早朝4時くらいに"おはよう"のつぶやきを見ては、元気づけられる毎日。あんなにできた女性が、息子の嫁だったらな、と妄想してます」
嫌いな芸能人は「下品な人!」と語る美智代さん(44歳・保育士)は、
「クワバタオハラのくわばたりえさんを初めてテレビで見たときの"ウンコ食べます!"的なキャラが嫌い。女性版のカンニング竹山さんみたいで。今はキレイ売りしてるんでしょうけど、ズボンを脱ごうとしていた光景が脳裏をよぎります」
大人ならではの品格を持っていない人は苦手に分類されるみたい。かといって、上品でも、その爪は隠しておかないとダメ。
「長谷川理恵が、相変わらず上品ぶっててイヤ。"ワインはブルゴーニュよりもナパ・バレーが好きで……"みたいな、やけに横文字が多い話し方は知ってる知識をひけらかしているように感じて生理的に無理です」(才子さん)
「そのラインで行くと藤原紀香も苦手。ブログにスッピン載せて喜んじゃう系女性ね。同年代だからこそ"うわぁ……"って、全力で引いちゃうんだと思います。時代錯誤なバブリー臭みたいなものがプンプンして、過去の栄光にしがみついてる感じがしちゃう」(昌美さん)
そんななかで何をしゃべっても愛されるのは黒柳徹子。美智代さんは、
「お昼のテレビ朝日系『徹子の部屋』で、たくさんの人と話しているのを見て、バイタリティーがあるなと思います。なんでも受け入れるキャパシティーの広さは、見習いたい部分です」
イスラム原理主義組織・タリバンに直談判しちゃうなど、逸話が豊富な徹子は一目置いちゃう存在!