いつもカブりぎみな刑事ものだが、夏ドラマ少なめ。東山紀之『刑事7人』(テレ朝系)、橋爪功と名取裕子がコンビの『最強のふたり~京都府警特別捜査班~』(テレ朝系)、伊藤歩と小池徹平の『婚活刑事』(日テレ系)。
「テレ朝の刑事ドラマはキャラが生きていて、物語の伏線がしっかり回収され、飽きない工夫があり、どんでん返しもある、及第点のドラマってこうやって作るんだな、という見本ですね。それには文句はないんですけど、ひとつだけ気になったことが。橋爪功がジャケットの下にTシャツを着ているんですけど、それがけっこう若者っぽいセンスのいいのを着ているんですよ。コレ、案外と刮目ポイントかもしれないですよ。誰も見てないだろうココになぜ力を入れているのか?……だからなんだって話ですけど(笑い)。『婚活刑事』は、設定としては長瀬智也の『うぬぼれ刑事』なんですよね。ただ笑いもなく、意外とシリアスタッチで普通に事件をさばいていくので、面白さゼロなのが残念」