『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか？』『神さまのお告げで教わった！ 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女は、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。それ以降、神さまから教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。
今回の『神様の幸福論』では、「努力」について質問をいただきました。小さい頃から耳にタコができるほど大人からきかされた「努力」。実際、みんなそんなに努力しているのでしょうか？ 努力はなんのため？ 報われなければ意味がない？ そんな努力について、井内先生に答えていただきます。
Q：「努力は報われる！」って言いますけど…そんなことないですよね？
井内先生からの回答
「努力は報われるか」――。
これは、イエスともノーとも言える質問です。というのは、努力は報われる場合と、報われない場合があるからです。
たとえば、お金持ちになりたいと思って、寝る間を惜しんで朝も夜も働いても、いつまで経ってもお金持ちになれないことがほとんどです。でも一方では、一年の三分の一がバカンスというお金持ちもいます。この結果は、何の違いがもたらすのでしょうか。神さまは、ズバリ、
「努力の質によって結果が変わる」
とおっしゃいます。
ただ、やみくもにひとりよがりの努力を続けていても、努力が報われることがありません。世の中には、数少ないポジションを取りたくて、必死で努力し続けている人がたくさんいます。画家、小説家、女優、歌手、年収2000万を稼ぐ経営者など。でも、努力していても報われる人はほんのひと握りです。その分かれ目とは何でしょうか？ どういう努力が必要なのでしょうか？
それは、まず努力の前に「自分自身を知ること」なのです。片桐はいりさんが、主演女優を目指していたら、女優にはなれなかったかもしれません。槇原敬之さんがジャニーズを目指していたら、芸能界にはいなかったかもしれません。おふたりは、自分自身をよく知っているのです。だから、努力が報われたのです。自分自身を知らない人が、報われない努力、つまり方向性の間違った努力をして、結果「努力なんて報われない」と嘆きたくなるのです。
自分自身を知ると、「合うものと合わないもの」が見えてきます。合わないものを求めて努力をしても、それは何十年やっても報われません。物書きになりたいと思う人が、国語が苦手で、本も読まないなら小説家には向いていません。つまり合っていないのです。でも、コミックならひょっとしたら合っているかもしれません。自分に合っているところを見つけて、コツコツと、でも人一倍の努力をすれば、報われる確率がぐーんと上がるのです。
努力が報われるためには、
①自分自身を知る
②自分に合っているものかどうかを見極める
ここがきちんとできることがとても大切なのです。つまり、自分を客観視できることが肝心なのです。
井内由佳（いうち・ゆか）●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。ここで、「仕事」についての大きな学びを得る。多彩な人々 との出会 いと語りあいの中から、人として幸せな道を歩むための考え方を学ぶ。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車 販売会社の取 締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男 二女の母とし て、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】 9月28日には初のディナートークショーを恵比寿ウェスティンで開催！「心もお金も豊かな人の生き方をお話します。－贅沢は敵じゃな い！敵は節約！－」を開催します。詳しくはhttp://yuka-i.com/Seminar.html