新年を迎えたが、まだ初詣に行っていないという人も少なくないだろう。そこで、神社仏閣愛好家・小嶋独観さんにおススメしてもらった、初詣で行ってみたい全国のユニークな神社仏閣を紹介。
■金持神社(鳥取)
誰もがなりたい「金持」、この神社に初詣に行けば金持ちになれるかも? 本来は「金持」と書いて「かもち」と読む、地元の氏神様で、金持郷は黄金より勝るといわれた「玉鋼」の産地だったそう。
この神社にお参りした人は、宝くじに当せんしたとか、ギャンブルに強くなったとか、商売がうまくいったなどの話があるとか?
名前と違い、意外と質素でこぢんまりした本殿。金持神社の縁起物「黄色いハンカチ」(税込み1080円)は、これを買うためだけに訪れる人がいるほど人気商品だとか。
金持神社
鳥取県日野郡日野町金持
■日枝神社(東京・赤坂)
御祭神は大山咋神だが、庚申さま(猿田彦大神)という猿の名が入った神様を祀った社がある。本殿の両脇に神猿の像が安置。右が男で左側は女の神猿像様。
日枝神社のホームページのアイコンはなんとサル。しかも「山王」の文字をデザインしたかわいいキャラなのだ。
男の神猿は烏帽子をかぶり、女の神猿は赤ちゃんを抱いている。猿は「えん」と発音し「縁結び」にもご利益があるとか。
日枝神社
東京都千代田区永田町2丁目10番5号
■大乗院(大分)
正月から不思議世界にハマりたい人にオススメ。本堂の右脇に巨大な鬼のミイラがドドーンと安置されているのだ。座高1.4メートル、立てば2メートルを超えそうな大きさ。
体育座りをしているので詳細な骨格はわからないが、アンバランスな感じからして異世界のミイラっぽい。寺は無住だが本堂は開いていて、いつでも自由に参拝ができる。
頭にはツノらしきものが生えていて、首や足が太く体形はまさしく鬼。手のひらが大きくアニメチック。目は落ちくぼんでいるが真ん丸でギョロ目風。怖いけれど、ちょっとお茶目。
十宝山
大乗院 大分県宇佐市四日市3761