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山階鳥類研究所に初めて出勤された清子さん。結婚まで13年近く勤務した('92年4月)

 天皇・皇后両陛下の長女・紀宮さま(現・黒田清子さん)が、'00年のお誕生日の文書回答で、皇室のあり方について《両陛下のご姿勢として、受け継ぐべき物事を大切に継承しつつ、その時代に開き得る道を開き、何より大切な精神を伝えた後は、次の世代に関与しない……》とお答えになってから15年あまり。

 叔母にあたる清子さんを慕われている秋篠宮家の長女・眞子さまは、そのお言葉どおり、内親王としての新たな「姿勢」を築かれようとしている─。

 昨秋、留学先の英国から戻った後、父・秋篠宮さまから「日本テニス協会」名誉総裁の役職を引き継ぐなど、皇族としての活動を活発化させている眞子さま。

「昨年は地方公務のほかにも公務の数は増加し、中米2か国に、おひとりで初めて海外公式訪問をされました。そのひとつ、ホンジュラスは、清子さんもかつて訪問されたことがあります。

 今年になると、秋篠宮さまとともに『全国学校・園庭ビオトープコンクール』、『関東東海花の展覧会』にご出席。

 2月27日からは紀子さまと京都府の行事にお出まし予定で、ご両親に同行されるケースが増えています」(宮内庁担当記者)

 このような状況について、宮内庁関係者は次のように話す。

「秋篠宮家は皇位継承者である悠仁さまのご誕生で存在感が高まり、社会の多様化や複雑化で組織や団体からのお出まし願いも増加して、非常にご多忙になってきました。

 秋篠宮さまと紀子さまは、それぞれの単独公務もお忙しく、小学3年生の悠仁さまのお世話もあります。

 眞子さまや佳子さまの“お手伝い”がないと、やっていけない状況にあるのです」

 昨年、「学業優先」にもかかわらず、妹の佳子さまのお出ましが多かったのは、眞子さまが留学中で不在だったことが大きかったようだ。

「そこで今年、佳子さまは学業に専念なさり、眞子さまが公務をされることになりました」(同・関係者)

 国際基督教大学(ICU)時代から美術を学び学芸員の資格も取得され、レスター大学大学院の修士論文のテーマは、「博物館における展示物の解釈の可能性」だった眞子さま。

 現在、眞子さまはすでに都内の博物館に“就職”し、研究活動も続けられている。

「眞子さまは、東京駅の目の前にあり、『KITTE』という商業施設も入る『JPタワー』2・3Fの博物館で研究をされています。

 東京大学総合研究博物館と日本郵便がコラボした『インターメディアテク』というミュージアムです」(前出・関係者)

 入場無料の館内には、動物の剥製や世界各地の砂のサンプルから、奈良の秋篠寺の仏像まで、さまざまな展示物が並んでいる。

「秋篠宮さまは、東大総合研究博物館の特招研究員をお務めで、その館長や特任助教や黒田清子さんと『鳥学大全』という本も執筆されています。その関係が、眞子さまに生かされたのでしょう」(東大関係者)