6月中旬の金曜日。新宿二丁目のイベントスペースで開催されたオールナイトイベント『AMR~安室奈美恵ナイト~LIVE GENIC 2016』。
「今回ばっかりは本当に来てよかった!! 今日は一生の思い出になります……!」(イベントに参加した女性)
ファンのひとりは興奮さめやらぬ様子だ。
「もう11年間、累計すると50回くらい行われています。実は、二丁目に集まるゲイの人たちが好きな女性アーティストの五指に入るのが安室奈美恵。そこで、女装パフォーマーでイベントオーガナイザーのバブリーナさんが主催してイベントを行っているんです」(前出・参加した女性)
5組のファンがライブのダンスや歌を披露するコンテストでは安室本人のバックダンサーが審査員に。そして主催者が安室の歌とダンスを完コピするショーケースの2本立て。コンテスト優勝者は安室のダンサーをバックに1曲、歌うことができる。
新宿二丁目という場所柄、女性はもとより、ゲイからの黄色い(?)声が飛ぶのも風物詩。そんなイベント中盤に、雰囲気が一変した。
「会場後ろのDJブースに、安室ちゃん本人が現れたんです」(参加した男性)
連れていた友人らと談笑する姿に気づいたファンたちが、騒然
とし始める。そこで安室が大人の対応を見せた。
「口元に人さし指を当て“シーッ”という仕草をし、ステージを指さしたんです。パフォーマンスしている人がいるからという気遣いに、みんな目がハートになっていました」(前出・参加した女性)
超満員の観客は、大の安室ファンばかり。そのひと仕草で、会場はさらに盛り上がる。
「安室ちゃんもシャンパングラスを傾けていました。一緒にいた人と、自分のコピーをする人を見て“わかる! 私、ああいう顔して歌っている!”とキャハハと笑っていて。とっても楽しそうでした」(前出・参加した男性)
こうしたイベントに訪れたのは、環境の変化が関係しているのかもしれない。
「昨年、長く所属した事務所から独立し、今は個人事務所で活動中。自由な立場になったのでは」(芸能プロ関係者)
会場とVIPルームを行き来しながら、お酒もかなり飲んだのか、終始ゴキゲンだった様子。DJブースに立って手を挙げたり、肩を揺らすほどノリノリだった。
「最後には、挨拶までしてくれました。普段はライブのMCも、ひと言あるかないかくらいなのに“ステキなショーでした、ホントに”“ホントにホントに楽しかったです。ありがとうございました”って。みんな超感動していましたね」(前出・参加した女性)
安室は2時間ほど滞在したという。