初共演の斎藤工と遠藤新菜が恋人役を演じた映画『無伴奏』。'69~'71年の反戦運動や全共闘運動が盛んに行われていた激動の時代の仙台を舞台に、高校生の響子(成海璃子)の目線で見る“愛と死とエロス”を描いている。
斎藤「元気ですか?」
遠藤「元気です(笑い)」
撮影場所に入ってきたふたりのちょっぴりぎこちない挨拶からスタートした取材。今作で、初のラブシーンに挑戦した遠藤。斎藤がオールアップした際“宣伝では、体当たりで頑張った遠藤さんもフィーチャーしてほしい”と語ったことを聞き、この対談が実現した。
斎藤「映画が生まれるとき、その映画で誰かがいままで以上に花開くという現象が起きるべきだなと思っていて、この作品においては遠藤さんだと僕は思っています」
遠藤「ご本人の口から直接というのはなかったのですが、プロデューサーさんやスタッフの方たちからお聞きして、すごくありがたいなと思っていました」
ともに目線を下にして、テレながら答える。世の中の多くの女性が“会ってみたい”と思う男性と共演した感想を遠藤に聞いてみた。
斎藤「いやいや(笑い)」
居心地が悪そうにする斎藤をさらに困らせるように、遠藤に“会いたかった?”と続ける。
遠藤「(テレながら)はい」
斎藤「ノーとは言えない質問ですよね。かわいそう(笑い)」
撮影/伊藤和幸