写真左からRUUNA、MIMORI、KOUMI

 作詞・作曲・振り付けなどをメンバー自ら担当する“完全セルフプロデュース型ガールズユニット”callme(コールミー)。そんな3人が出演するインターネット配信番組『callme spring school』で公開インタビューを決行。意外な曲作り方法から共同生活のことまで話を聞いた。

――グループ名の由来は?

RUUNA「3人の名前(KOUMI、RUUNA、MIMORI)の頭文字をシャッフルしたものです。“RUMIKO”って案もあったんですが、スタッフさんにルミコさんという方がいたので、それはボツになりました(笑)」

MIMORI「だから『callme』という単語自体には、意味はないんですよ」

――結成したキッカケは?

RUUNA「3人とも同じ歳なのですが、高校を卒業するタイミングで卒業制作みたいな感じで自分たちで作詞作曲に挑戦してみようという話になったのが発端ですね」

KOUMI「作曲やダンスなどそれぞれ担当があるのですが、それは個人の得意分野で決めました」

RUUNA「私は特技が見つからなかったので、リーダーに(笑)。リーダーの仕事は主にスケジュールの調整ですね。先日、運転免許も取得したので、2人のサポートを頑張ります(笑)」

MIMORI「私は作曲担当なのですが、ピアノが好きなので弾いているうちに思いつくこともありますが、基本的にはアレンジャーさんと2人でブースに入って作るという感じですね」

RUUNA「作詞は特に担当が決まっていないので、みんなで書いているんですよ。私たちの曲には恋の歌も多いのですが、恋愛経験がないので恥ずかしいんですけど、歌詞は妄想で書いています(笑)。今回の新曲も恋愛の曲なのですが、経験がないなりに3人ですごく話し合ったよね」

KOUMI「3人でシミュレーションしたりね」

RUUNA「例えば、恋人と手を繋いで離れる時の感情とかもわからないから、歌詞を書く時はメンバー相手にシミュレーションをするんです。あとはスタッフさんの体験を教えてもらったり」

MIMORI「でも変わったスタッフさんが多いので、あまり参考にならないんですけど(笑)」

RUUNA「少しでもリアリティを出すために、歌詞を書くときは具体的なワードを出すことを心がけていますね。〇〇公園といった、実在する場所を歌詞に出したり。下調べがかなり必要なので、歌詞作りは時間はかかっちゃいますね」

MIMORI「長いと2週間とか」

KOUMI「だから歌詞はひとりじゃ書けない! あと、私はダンス担当なのですが、週に1回レッスンしているので先生にワザなどを教えてもらって、それを取り入れて振り付けを考えるという感じですね」

■共同生活で起きた事件とは

――3人は地元・仙台を離れて、今は東京で共同生活をしているんですよね?

RUUNA「はい。歌詞を書く際のシミュレーションは恥ずかしくてスタジオとかではできないので、一緒に住んでいる部屋でやっています。だから共同生活は役立っていますね」

MIMORI「作曲もリビングに3人で集まって“いま、こういう曲が流行っているよ”と教えてもらって、刺激をもらって作っています」

――これまでにした中で、恥ずかしかったシミュレーションはありますか?

RUUMI「恋人同士で手を握るというシミュレーションですね。影でどういう風に見えるか、というのを確認したくて、何度も(MIMORIと)手を握り合ったので」

MIMORI「恋をしたことがないから、失恋もしたことがないんです。だから、失恋した後の悲しい感情というのが分からないから、RUUNAに彼氏役を演じてもらって何度もシミュレーションをしました」

RUUNA「“この漫画のこのキャラクターのようなドSな感じで!”とか、MIMORIはけっこう注文が細かいんですよ!」

MIMORI「まぁ、私の注文を全然演じきれていなかったけどね(笑)」

――共同生活をしている中での事件は?

MIMORI「細かいことはいろいろあるけど……」

KOUMI「大きな事件は“G(ゴキブリ)”の出現かな?」

2人「あぁぁ!!」

RUUNA「地元の仙台は寒いので、Gがいないんですよ。噂には聞いていたけど、生で見るのはその時が初めてで」

KOUMI「私が第一発見者だったのですが、何か動いている黒い物体がいるなと思ったらGでっ!」

RUUNA「私は、その時お風呂上りでバスタオル姿だったので、急いでMIMORIを呼んだんです。でもKOUMIは怖がってリビングのドアを閉めるしっ!!!!」

MIMORI「それで私が呼ばれて行ったのですが、そんな状態だから私は廊下でGと1対1になりまして(笑)。KOUMIはビビってリビングから出てこないし、RUUNAさんはバスタオル姿だから、私がやるしかないじゃないですか。だから、タオルマットで戦いましたよ!」

RUUNA「あの時は、ドアの向こうから“やぁ~!!”というMIMORIの絶叫が聞こえてきた(笑)」

MIMORI「戦いのあとにタオルマットを見たら、Gが平らになっていました(笑)」

2人「やだぁぁぁ!!」

RUUNA「callme家ではそれがいちばんの事件ですね」

MIMORI「通称“G事件”(笑)」

■MIMORI、2人に不満!?

――ちなみに共同生活しているマンションの部屋は同じ広さなんですか?

MIMORI「いま、3人で3LDKの部屋に住んでいるのですが、リーダー特権を使って、RUUMIさんはいちばん広い部屋を使っているんですよ。というか、2人の部屋は6畳だよね? 私は4.8畳しかないのに!」

RUUNA「スタッフに間取りを見せてもらって、せーので決めたんですが、MIMOちゃんは最初から小さい部屋っていうのが決まっていたみたいで」

MIMORI「それも、マネージャーに“MIMORIはいちばん背が低いから、狭い部屋で大丈夫だよね”って半ば強引に決められたんですよ! 私は作曲をするのでピアノなど楽器があるから広い部屋がいいなって思っていたのに……。荷物の少ないRUUNAさんがなぜか、広い部屋という(不満げ)」

KOUMI「まぁまぁ(笑)。なんだかんだ言いながら、いいバランスで共同生活しています!」

――そんな共同生活も反映された(?)、新曲『Confession』が6月29日にリリースされますが、聞きどころは?

MIMORI「私たちらしいピアノが効いたサウンドに、ポップさをプラスした最新のcallmeサウンドになっています。タイトルは“告白”という意味なので、相手に告白をさせる強気な女性の心情を歌った歌詞にも注目してください!」

RUUNA「MVは光と影を駆使した、今までにない作品になっています。あるモノを使って、感情を隠すというのを表現しているので、何を使っているかはMVでぜひチェックしてほしいですね」

KOUMI「そんな新曲をひっさげて、7月からは半年ぶりのライブツアーを全国4都市で行います。レッスンを重ねたcallmeの成長ぶり。そして曲だけでなく、見ても楽しめるステージに期待していてください!」

――では最後に、公開インタビューをさせてもらった番組『callme spring school』(showroomで不定期放送)の見どころも教えてください。

MIMORI「この番組は、けっこう自由にやらせてもらっていますね」

RUUNA「月に1回、ゲストとしていろんなジャンルの先生に来ていただいているんですよ。バスの運転手の方が来たときは、安くバスに乗るコツなどを教えてもらったり、普段知れない世界のことを教えてもらえるので、すごく参考になりますね。視聴者の生活にも役立つと思いますので、たくさんの方に見てもらえると嬉しいです♪」

 ライブツアー『callme Live Museum 2016 Sounds Of Summer』は7月10日の宮城・仙台MA.CA.NAでの公演を皮切りに、7月16日大阪・阿倍野ROCKTOWN、7月18日名古屋・RAD HALL、7月30日の東京・恵比寿LIQUIDROOMの4か所で開催される。