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 NHKドラマ10『水族館ガール』で、水族館を舞台に海獣課飼育員として悪戦苦闘しながら成長していくヒロインを熱演中の松岡茉優。

「初めて連続ドラマにレギュラー出演したのがNHKさんの作品('10年『桂ちづる診察日録』)でした。あれから6年。主役という大事なポジションを任せていただけるようになったことが、いまだ信じられません!」

 劇中ではイルカとの見事な“共演”も話題に。

「撮影が始まる1~2か月前から水族館に通い始めて、朝、開館前にお邪魔してイルカの調教の練習や勉強をさせていただきました! イルカはすごく賢いので最初は“お前は誰だ”というような目で見てきて(笑)、こっちも部外者扱いされているのがわかるんです。

 でも回数を重ねるにつれてだんだん表情も変わってきて、今では“遊ぼうよ!”って寄ってきてくれるんです。とにかくカワイイ! 撮影が終わっても、また会いに行っちゃうと思います」

 自分を水族館の生き物にたとえると…?

「う~ん。イルカほど能力ないし、アジほど団体行動できないし(笑)。あ、カワウソ! 私、寝るのが大好きで、お休みの日は夜8時くらいまで余裕で寝られるんです。水族館でよく見かけるカワウソが、朝も寝ていて撮影が終わって帰るころもまだ寝ていて(笑)。私とよく似ているなぁって」

 大河ドラマ『真田丸』への出演(主人公・信繁の正室役)も決まり、とにかく多忙の日々。

「俳優として忙しいというのはすごくありがたいことです。以前と比べると、撮影に入る前の準備の時間がなかなか取りづらかったりと、ふたつの作品を両立させることの難しさも感じていますが、いいバランスで働いていきたいなぁって。頑張っていきますよ~、働き盛りなので!(笑)」

 多忙なスケジュールの中で、癒しになっているものは?

「モーニング娘。が大好きなんです! どんなに忙しくても、モーニング娘。のPVを見ていると“自分”に戻れます。お仕事の日も、現場への移動中もずっと見ているんです!」

 そんな彼女の今後の目標は?

「“求められる俳優”でありたいです。今回の作品でもスタッフの方たちに“松岡でよかった”って思ってもらえれば……でも無理かな……無理かも!!(笑)。

 私、すごく爽やかなイメージを持ってくださる方が多いのですが、実はネクラで、すごくネガティブなんです……。今はまだふがいない私ですが、“アイツ面白かったな”“また会いたいな”って思ってもらえるように頑張りたいと思います!」

 具体的にやりたい役とは?

「お仕事ドラマは子役出身者としてはすごく新鮮! 今は新米〇〇といった役をやるにはベストな年齢かなと。でもあと5年は制服を着る気満々です(笑)。なので、1度、先生役をやってから学生役に戻りたいな。先生って生徒たちのことどう思っているんだろうって。それを知ったらまた違った生徒役ができそう!」

NHKドラマ10『水族館ガール』(毎週金曜・22時~)

 出向を言い渡され『はまかぜ水族館』へやって来た元OLの嶋由香(松岡茉優)。“鬼上司”梶良平(桐谷健太)の厳しい指導のもと“世界一の水族館”を目指すが、さまざまなトラブルに見舞われ……。水族館を舞台に描く、笑いと涙と感動が詰まった真夏のエンターテイメント。

撮影/伊藤和幸