芸能人から議員まで、不論騒動が世間をにぎわせている不倫。不貞行為のため褒められたことではないが、いろいろ事情もあるかもしれない。アリシア銀座法律事務所代表弁護士の竹森現紗さんは、最近の不倫事情をこう語る。
「SNSやLINEが一般化して不倫が手軽になり、かつバレやすくなったようで、弁護士に相談するケースが増えています。かつては“旦那と離婚したい”というのが相談の主な内容でしたが、昨今は“旦那とは別れずに不倫相手から慰謝料をとりたい”という傾向が強いことも特徴です」
しかし、不倫を証明する際には注意も。
「ただし不倫を疑ったとしても、話題のLINE流出のように、権利者の承諾を得ずに勝手にIDとパスワードを使用しネットワークにログインすると『不正アクセス禁止法』で刑事罰の対象になる可能性もあります」
竹森さんは不倫はメリットが何ひとつないと断言。
「訴えられるリスクがある、既婚男性が別れてくれる保証はない……、“不倫をするメリットは何ひとつない”というのが私の結論です。それでも不倫を続けるなら細心の注意を払っておかないとさらに大きな被害を生むことにもつながります」