舞台『青の祓魔師』京都紅蓮編で主人公・奥村燐を演じる北村諒 撮影/渡邉智裕

 いまや2.5次元の舞台には欠かせない人気俳優・北村諒。

「2.5次元といっても基本的には人間ドラマだと思うし、舞台化する意味を考えて僕なりに演じています」

 人気原作の舞台を演じるうえで心がけていることを聞くと、こんな答えが返ってきた。

「今回出演する『青の祓魔師(エクソシスト)』はファンタジー系の作品なので実生活ではありえない設定も楽しめます」

 舞台上ではキャラクターになりきっているため、なかなか素の顔が見えてこないが、意外と涙もろい一面も。

「ペットや子どもモノの番組や作品には弱いですね。たぶん、ファンの方には冷たい人間だと思われていると思うんですけど(笑)。打ち上げでも感極まって泣いたこともあるし。でもファンの方は素の僕を見たくないと思うので、部屋でひっそり泣きたいと思います」

 最近泣いたのはアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。劇場版をブルーレイで見返したときだとか。

「声を聞いたらストーリーを思い出して、冒頭の3分で泣いちゃいました(笑)」

 共演した2.5次元系俳優とはプライベートで交流も。

「仲がよいのは植田圭輔さんですね。アニメ『あの花』の舞台になった埼玉県・秩父にドライブに行って聖地巡礼をしたり、温泉に入ったり。お互いの部屋に遊びに行ったりもしますよ。2人でいると素の自分が出せて、自然でいられるんです」

 好きな女性のキャラクターは?

「たくさんいるんですが、天使系かツンデレ系が好きですね。どちらか選ぶならツンデレ系。『妖狐×僕SS』白鬼院凜々蝶、『青の祓魔師』の出雲ちゃんのように、たまに出る“デレ”の破壊力がスゴイです(笑)」

【プロフィール】
◎北村諒(きたむら・りょう)
1991年1月25日生まれ。東京都出身。舞台『弱虫ペダル』シリーズほかに出演。『ホイッスル!BREAK THROUGH』(8月31日~9月8日シアター1010)に出演。

【作品情報】
◎舞台『おそ松さん on STAGE』
9月29日~10月3日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、10月13日~23日東京・Zeppブルーシアター六本木で上演される。北村諒は四男・一松役で出演。