「アイツはおとなしいけど、ロリコンというか、オタクというか、とにかく頭が悪いんですよ! もう5回ぐらい警察が来ている。男だから怖くはないけど、2度とここへ住めないように訴えてやろうかと考えているんですよ!」
と、近所の男性は怒り心頭だった。
埼玉県警子ども女性安全対策課と狭山署、所沢署の合同捜査班は7月下旬、所沢市の無職・西田育正容疑者(46)を公然わいせつ容疑で再逮捕した。
6月に路上で帰宅途中の女子高生2人に向けて下半身を露出した疑い。直前にも同種の犯行を企て、通報によって警戒中のパトカーに発見され、近くのアパートへ逃げ込んだところを住居侵入容疑で現行犯逮捕されていた。
防犯ビデオや目撃情報が再逮捕の決め手とみられる。しかし、西田容疑者はいまだに容疑を否認しているという。
「犯行は夕方から夜にかけて。自転車で出かけ、女子中学生や女子高生に男性器を見せる。驚かせるのが楽しいという古典的な変態だから、何度も繰り返す。タチは悪いが、やることはそれだけなので物証に乏しく、警察も手を焼いているようだ」と地元記者。
所沢市を中心とする埼玉県西部で自転車露出男の犯行は80件を超えているという。
容疑者宅は一戸建て。玄関先まで雑草が伸び、ハトの糞だらけだ。近所のお年寄りは、
「親が建ててくれたもので、当初からずっとひとりだよ。刑務所へ入ったり、出たりの連続だから仕事はしていない。たぶん親が生活費や小遣いを渡しているんでしょ」
容疑者は身長170センチ弱で、やせて童顔。外見は30歳ぐらいに見えたらしい。
「真夏なのに毛糸の帽子をかぶって、その上からパーカーをまたかぶってサングラスをして、できるだけ顔が見えないようにしている。その格好で夜、自転車で出かけるの。それも人気のない森や林のほうを通って」(近所の女性)
娘を抱える40代の母親は、
「娘の学校から"下半身を露出する男が出没しているので注意させてください"といったメールがたびたび届いていました。西田さんは近所では有名。数年前に"もうすぐ出所してくる。怖いわね"と噂していたんです」
イヤな予感はビンゴだった。