今年2月のお誕生日に先立つ記者会見で、長女・愛子さまの留学やホームステイの予定について質問され、 「愛子と同い年に、オーストラリアを訪問し、そこでホームステイなども経験し、オーストラリア人の家族の方とご一緒にしばらく過ごすことができたことは、私自身にとってもたいへん貴重な財産となっております」
とお答えになった皇太子さま。40年以上前の’74年の夏休みに、オーストラリアで11日間ホームステイをして、貴重な体験をされたという。
そんな皇太子さまは学習院大学を卒業後、’83年からは2年間、イギリスのオックスフォード大学に留学(修学)し、研究のほかにもヨーロッパ諸国やアメリカを旅行し、見聞を広められた。
皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡辺みどりさんは日本テレビに勤務時代、留学先での皇太子さまに密着している。
「皇太子さまは、日本人と英国人の側衛と3人で自転車に乗って街に出かけるなど、異国での自由を謳歌されているようでした。
パブでの支払いは"住友・ビザ"のクレジットカードを利用され、皇太子さまは日本では味わえない暮らしを英国でされていましたね」
マートン・カレッジの学生寮でひとり暮らしをし、洗濯機に衣類を詰め込みすぎて、水をあふれさせてしまった逸話は有名。
「寮の部屋ごと記念に持って帰りたい心境です」
「自分でものを考え、決定し、そしてそれを行動に移すことができるようになった」
と、のちに留学生活を振り返られた。
弟の秋篠宮さま(50)も礼宮時代の’88年から皇太子さまと同じく、イギリスのオックスフォード大学に留学されている。
「秋篠宮さまは、中学時代の’80年に初めての海外でニュージーランドを旅行して、’85年にはタイも訪問しタイが気に入られたようです。
長女の眞子さまと次女の佳子さまの初めての海外旅行もタイでしたし、この夏もおひとりで訪問される予定になっています」