8月中旬に解散を発表したSMAP。メンバーはこれからどうしていくのだろうか。
「紅白司会6回、オリンピックキャスター7回という実績があり、現在テレビのレギュラーが6本。来年からはバラバラで活動することになるSMAPですが、中居正広に関しては今後も安泰との声が多数。
騒動後の2月に即、『金スマ』を『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)にタイトル変更したのは、解散を想定してのことだったのかも」
と、テレビ局関係者は中居について語る。
「彼の番組を続けたいというテレビ局の意思表示ですね。タモリや明石家さんま、松本人志らの大物芸能人と仲がよく、プロデューサーやテレビ局幹部からの信頼も厚い」
ジャニーズ事務所という強力な後ろ盾がなくてもやっていける実力と人脈がある中居。ひとり独立する道を選ばずにSMAP解散後も事務所に残るという苦渋の決断は、最後までリーダーであり続けようという表れでもあった。
「今回は3人を残していくことはできなかった。ただ、裏では着々と算段をしていると思いますよ。大手プロダクション社長との“密会”がウワサされる元マネージャーのIさんは、現場への“復活”を考えていると聞きます。
来年、香取、草なぎ、稲垣らがいつでも退社してもいいように基盤を固め、Iさんを含めた独立を模索した5人で“チーム中居”を結成するかもしれません」(芸能プロ関係者)
『週刊文春』のインタビューの際に、Iさんは「今話すと迷惑がかかる」と答えていたとも。裏を返せば“今”でなければいいということか。
「4人が強気になれたのは、大手事務所がバックにいるから。ジャニーズを出てすぐに入るのではなく、中居が代表となって事務所を作り、Iさんが加わるというシナリオです。
彼女はジャニーズを追い出された形ですが、そのままおとなしく引っ込んでいる“タマ”じゃありませんよ」(前出・テレビ局関係者)
あと1年はそれぞれソロのタレントとして活動
「スポーツ関係者、アスリート、それを支える日本中のみなさんに水を差す時期の発表を、深くお詫び申し上げます」と20日深夜、自身のラジオで語った中居。“解散”はそれほどの国民的ニュースだった。
「'91年9月9日に6人でCDデビューしてちょうど25周年、その歴史に幕を閉じようとは。5人とも9月に契約更新を行いますので、あと1年はそれぞれソロのタレントとして活動することに。これまでも5人そろっての仕事はほとんどなくなっていたのですが」(スポーツ紙記者)
20年間、全員が顔を合わせてきた唯一の番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)も、年内での打ち切りが決定している。皮肉なことに、『スマスマ』がメンバー間の溝を広げてしまったとも。
「1月に番組内で騒動を生謝罪したことで、キムタクと4人の立場がハッキリ見えてしまいました。以降、収録でも4人は木村とは目を合わせないようになり、テレビの画面からも緊張感が伝わってきました。
近年、マンネリもあって視聴率が低迷、局内では打ち切り話が何度も出ていました。若手ジャニーズに切り替えたいとする動きもあって、解散は“渡りに船”と考える向きも」(テレビ局関係者)
CMにも影響が出そうだ。SMAPとしての出演は3月にすべて終了しているが、メンバーそれぞれのCMにも変化が現れる可能性がある。
「個人との契約とはいえ、やはりSMAPメンバー前提でのオファー。この1年間ですっかりイメージが変わってしまったので、今後については見直しを検討している社もあると聞きます。
来年から露出が減ってしまうのはしかたがない」(広告代理店関係者)
12月31日解散ということで、NHK『紅白歌合戦』出場を花道にと期待する声もあるが、実現は簡単ではない。
「現状では“厳しい”というより“ありえない”。単発の歌番組でさえ顔を合わせたくないんですから、リハーサルを含めて2、3日拘束される紅白は耐えられません。出演が叶えば“超目玉”になるからNHKはオファーするでしょうが、年末までの4か月間で奇跡でも起きない限りは……」(前出・テレビ局関係者)
当然、25周年記念コンサートの開催もなく、静かに解散という運びになりそうだ。